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HSP働き方戦略室|明日から使える処方箋をあなたに。

【HSP対談vol.2】合わない仕事を辞めるタイミングとは?

私(ぽん乃助)
HSPの働き方に関する2回目の対談企画を主催しました!対談で分かったことや気づいたことをまとめていきます!

 

 2019年2月24日、新宿(東京都)の喫茶店で、HSPによる第2回対談企画を主催しました!

 HSPとは、生まれつき5人に1人は当てはまる、繊細で敏感な性格の人を指します。(詳しくは、こちらから解説をご覧ください。)

 HSPの人は、繊細で敏感な性格がゆえに仕事で悩みを抱えやすく、最適な働き方については、大きな課題とされてきました。

 今回は2回目と言うこともあり、「合わない仕事を辞めるタイミング」という、一歩踏み込んだリアリティのあるテーマで対談しました。

 対談で見えてきたことを、記事にまとめていきたいと思います!




 

対談の概要について

(1)対談の趣旨

日時:2019年2月23日(土)16時30分~18時30分

場所:珈琲西武(新宿)

参加者:転職もしくは独立経験のあるHSPの4人+私

 

 今回の第2回対談も、前回に引き続き、東京都の新宿にある「珈琲西武」という喫茶店の個室で対談を実施しました。

 新宿三丁目の繁華街にある喫茶店なのですが、店内は古き良き静かな雰囲気の喫茶店で、行列の並びができるほど人気なお店です。

 

 さて、今回の対談の趣旨をご説明したいと思います。

 HSPの人は、繊細で敏感な性格がゆえに仕事で悩みを抱えやすく、「どのような仕事が向いているのか?」ということについては、インターネット上で多くの回数が検索されている状況にあります。

 HSPの人にとっての適職は、本などでは次のとおり、記載されています。

【HSPの人にとっての適職】

・画家や音楽家、詩人、小説家、写真家、俳優、舞台監督や映画監督などの芸術家(HSPの持つ豊かな情感やイマジネーション、鋭い感受性やひらめきを活かせる仕事)

・デザイナー、カメラマン、コピーライター、イラストレーターなどのクリエイティブな業種(ひらめきやセンス、感受性といったものが要求され、1人で机や作業台に向かって自分のペースで行える仕事)

・企画営業などの自身の企画をクライアントに提案する職種(一般組織における、アイデアやひらめきを大切にする仕事)

・商品の開発や商品の欠陥チェックなどの敏感なセンサーを用いる職種(一般組織における、敏感な感覚や直観力、粘り強さを活かせる職種)

参考:長沼睦雄(2016)『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』青春出版社

 

 でも、私ははじめてこれを見たときに、HSPの人がこうした適職に就くのはハードルが高いんじゃないかと思ったんですね。

 職場の状況なんて、会社の中に入ってみないとわかりません。

 そして、日本はジョブローテーションを行う会社も多いですから、もし自分に合う仕事にありつけたとしても、その仕事をやり続けることは難しい状況にあります。

 その問題意識が私にはあったため、適職を求めて、転職や独立をしたことで、逆にミスマッチで後悔したHSPの人も多いのではないかと思っていました。

 そこで、Twitterで、転職などを行ったことのあるHSPの人を対象に、アンケートをとってみました。

 そうすると驚くべき結果が分かりました…!

 なんと、「転職などを行ったことで、働きやすくなった」と答えた人が、85%以上も占めていたのです!

 「以前の環境の方が良かった」と答える人がもっと多いと思ったので、この結果には驚くばかりでした。

 そして、この結果を見て、私は「HSPの人が適職を求めて、転職などを行うことは合理的!」だという結論に至りました。

 けれど、転職後の想像があまりつかないことから、今の仕事に悩むHSPの人の中でも、転職や独立することを踏みとどまっている人も多くいらっしゃるのではないかと思いました。

 そこで、転職経験のない私は、転職経験のある人との対談企画を、先月に初めて開催しました。

 その結果、「①繊細な性格のHSPの人が向いている仕事や職場の特徴」と「②HSPの人にとっての上手な退職の仕方」が見えてきました。(前回の対談の模様は、以下の記事リンクからご覧ください)

 

 

 一方で、私は前回の対談を踏まえ、「HSPの人が合わない仕事を辞めるタイミング」ということが新たな疑問として浮かび上がりました。

 そのため、第2回は主にこのテーマに焦点を当てて、対談を実施しました!

 

(2)対談の参加者

①ぶらりんさん

・明るくて、とてもお話し上手な方でした。今回のテーマ以外にも、色々とHSP関係の話題提供があり、対談を大変盛り上げていただきました…ありがとうございました!
・以前の職場は20連勤を超える勤務や月の残業が100時間を超える勤務があるようなブラック職場。いまは、そんな職場から脱し、飛び込み営業マンをやりながら、グルメ系ブログを運営されています。
・自分がHSPだと気づいたのは、就職の面接などを通じて、過去の自分の経験を振り返ったことにあったそうです。ちなみに、相当のビビりということを仰っていました。笑

ぶらりんさんのブログ→こちら

ぶらりんさんのTwitter→こちら

 

②美月夢さん

・西洋占星術とカウンセラーが仕事であり、趣味でもあるということで、人間心理にとても詳しい方でした。今回の対談では、HSPだけでなくメンタル方面にもお話を広げていただきました…ありがとうございました!
・以前は事務職をされており、現在は占星術カウンセラーとして独立。「自分一人で得意なことを仕事にする」ということを実現されており、その抜群の知識と仕事観から多くのことを学ばせていただきました。
・自分がHSPだということは、そもそも心理学が趣味でいらっしゃるので、過去の自分の経験と照らし合わせて気づかれたのだと思います。(明確にお聞きできいなかったと思います…すみません。)

美月夢さんの公式HP→こちら

美月夢さんのTwitter→こちら

 

③蓮さん

・聞き上手かつ話し上手で、論理と感情のバランス感が絶妙な方でした。私以上に色々と準備いただきまして、本当に深い話ができました…ありがとうございました!
・学習意欲が半端ない元エンジニアで、趣味がプログラミングっていうのだからすごい。過去には農業経験も!今は前職を辞めて、今持っているスキルを活かし、HSPのコミュニティ作りに励んでおられます。
・HSPだと気づいたきっかけは、『内向型人間の時代』の本をきっかけに知ったとのことです。ネットではなく、本というところが、溢れんばかりの学習欲を感じさせます。笑

蓮さんのプロフィール→こちら

蓮さんのTwitter→こちら

 

④れんさん

・聞き上手で、とても優しい方。前回の対談に引き続き、今回もご参加いただきました。前回の対談を踏まえた補足説明などを入れていただき、ありがとうございました。
・また、今回は企画運営のお手伝いもいただきました。仕事の合間を縫っていらしていただき、本当にありがとうございました!

れんさんのTwitter→こちら

 

⑤ぽん乃助(本ブログの筆者)

ぽん乃助って誰?(プロフィール)

・最初は緊張したものの、今回の対談も皆さん優しい方だったので、安心して対談ができました。誘惑に駆られ、飲み物は甘そうな「バナナジュース」を頼みました。笑
・私は転職未経験者の社畜ということで、皆さんに色々と教えていただく観点で、対談のコーディネートをしていました。
・今回は、隣の会議室の騒がしさに負けず、前回以上に明るい雰囲気になるよう努めていました。横柄に感じるシーンなどがありましたら、ご愛嬌ということで許してくださいね。笑

 

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対談を通じて分かったこととは?

(1)HSPの人が向いている仕事内容について

 今回も、ご参加者の皆さんに転職経験がありましたので、まずは「転職して良かったのか?」ということをお伺いしてみました。

私(ぽん乃助)
仕事で、転職してみて良かったですか?

蓮さん
今はもう退職しましたが、前職のSEのときはプログラミング自体が趣味だったので、仕事内容はとても合っていました。

美月夢さん
私も今は、趣味の延長上を仕事にしています。

 今回の対談でも、参加者それぞれで理由は違う部分がありましたが、「転職をして良かった。」という意見を皆さんお持ちでした。

 その中で、この二人のお話を受けると、「HSPの人は、好きなことや得意なことを仕事に活かせる仕事が向いている」と言えるのではないかと思いました。

 ただ、自分の好きなことや得意なことを仕事にするって、かなりハードルが高いですよね。

 でも、そのハードルの高さを打破するヒントも、今回の対談の中で見つけることができました。

蓮さん
農業やSEなど、色々な分野の職業を経てきましたが、どんな仕事が合うか検証するため、私はアルバイトとして色々な仕事を試していました。

美月夢さん
私は以前、Wワークの形で前職の事務職をしながら、占星術カウンセラーのお仕事をしていたときもあります。

 このお話を受けて、私は「なるほど」と思いました。

 HSPの人が好きなことや得意なことを仕事にするためには、リスクのない形で実験的に試すことが大事なのだと思いました。

 例えば、蓮さん美月夢さんが仰ったように、「アルバイトなど辞めやすい雇用形態で色んな仕事を試すこと」「副業の形などで、好きなことや得意なことを仕事として試すこと」が挙げられるのではないかと思いました。

 以前に私のブログでも、好きなことや得意なことを仕事にするための戦略を記事にまとめたことがあります。

 気になる方は、以下のリンクから、ぜひご覧いただければと思います。

 

 

(2)HSPの人にとっての職場の人との最適な距離感について

 今度は逆に、前職を辞めた理由を聞いてみました。

私(ぽん乃助)
前職は仕事のこういう部分が合わなかったなど、そういう点はありましたか?

美月夢さん
前職の事務職では、同僚との関係性も含めて、仕事の範囲が明確でなかったのが仕事としてやりづらかったです。

蓮さん
前職のSEでは、仕事内容としては合っていたのですが、部署間のいざこざや上司の仕事をしないキャラクターなど、人間関係が合わず、過労も重なり退職しました。

 ここで分かったのは、HSPの人にとって、社内の人間関係は仕事をするうえで非常に大事だということが分かります。

 だけれども、社内の人間関係は就職活動や転職活動の時に、見抜けるものではありません。

 ここで、ぶらりんさんから、とても有用なコメントをいただきました。

ぶらりんさん
前職では、後輩に頼りにされるように親近感を持たれるように接していました。その結果、後輩から依存されるような関係性を生んでしまい、苦しみました。そのため、現職でも同年代の社員が多いのですが、全員に敬語を使うなど、人間関係に一線を引くようにしています。

美月夢さん
私も、現職では人間関係に一線を引くということを心掛けるようにしています。

 つまり、ここで分かるのは、HSPの人は、仕事の人間関係において、程よい距離感が保てるように、自分自身でも工夫しなければいけないということですね。

 カウンセラー職の人にとっては鉄則なのですが、カウンセラーとクライアント(お客さん)は一線引くことが必須だと言われています。

 それは、一線を越えてしまうと依存関係が生まれてしまい、クライアントの成長を阻みますし、カウンセラーのストレスも大きくなるからです。

 これは一般の人間関係にも言えると思っていまして、例えば会社の先輩・後輩という関係から、友情や愛情などという関係も深めてしまうと、それがストレスになることもありますし、周囲の人を巻き込んでしまうこともあります。

 だから、「仕事の人間関係で一線引く」というのは、自分のストレス管理においても非常に有効な一手だと私も考えます。

 また、ぶらりんさんは次のようなコメントも仰っていました。

ぶらりんさん
職場における初対面って非常に大事ですよね。私は、はじめに期待値を上げすぎないということを大事にしており、現職でも最初は頼りなさげな雰囲気を見せて、徐々に自分の面白い部分などを見せるようにしています。

蓮さん
確かに、そういうキャラを作っていた方が、ミスしてもプレッシャーが与えられにくくなりますね。

 これも、「なるほど」と思いました。

 確かに、はじめの期待値を下げておくと、ミスしたときの周囲のネガティブな反応は小さくなりますし、逆に成功したときの周囲のポジティブな反応は大きくなりますからね。

 そのため、「初対面の自分のキャラは、期待値が低くなるように演出する」ということも、仕事での生きやすさにつなげる方法の一つだと思いました。

 さらに、仕事で独立された美月夢さんもいらっしゃいましたので、こんな話も聞いてみました。

私(ぽん乃助)
仕事で独立すると、人間関係は楽になりますが、全部一人でやらなければいけないという厳しさもありますよね?

美月夢さん
私は、苦手な部分を仕事として他の方に依頼するようにしています。最近は、ココナラなどのワークシェアリングのサービスが生まれてきたので、組織にこだわらず、更には仕事で密な関係をつくらない働き方ができています。

 恐らく、本ブログの読者の中にも、会社の密の人間関係が嫌で独立してみたいけど、何でもかんでも自分でやらなければいけないというハードルの高さを感じていらっしゃる人もいるかもしれません。

 でも、実際に独立されている方のお話を聞いてみると、「今はココナラなどのワークシェアリングのサービスが整っており、自分の苦手な部分は他の人にお願いする」といった働き方もできるため、以前よりも独立のハードルは下がっていると言えそうですね。

 さて、ここでは、HSPの人の仕事における人間関係として、他人との境界を一線引くということが大事だということが分かりました。

 これは恋愛にも通ずるところがあり、HSPの人は共依存の関係を生みやすいとも言われています。

 以前に、HSPの人の恋愛戦略をブログ記事にまとめたことがありますので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!

 

 

(3)HSPの人が合わない仕事を辞めるタイミングについて

 さて、今回お伺いしたかった本題です。

 本ブログの読者の中にも、「今の仕事が合わない」と思っていても、なかなか辞めるタイミングを見つけられない人も多いのではないでしょうか。

 そこを解き明かすべく、対談参加者の皆さんに色々とお伺いしてみました。

私(ぽん乃助)
仕事を辞めるにあたって、色々と悩まれたと思いますが、決断できた要因などはありますか?

れんさん
私の前職は営業職で、とても厳しいノルマに追われていました。ノルマが達成できないと転勤になる仕組みだったのですが、転勤になることが決まったら辞めようと思っていました。また、現職の学習塾はもともとは親が経営していた仕事であり、それを継ぐという選択肢を持っていたため、前職を辞めやすい状況にありました。

ぶらりんさん
私も、次の転職先が決まっていたので、辞めやすいというのはありました。

蓮さん
私も、今後の収入の見込みがあったので、退職しました。

 この話を受けると、仕事を辞めるタイミングとして、「①自分なりに、『もし現職でこうなったら仕事を辞める』という区切りのポイントを作ること」「②転職先を決めておくなど、辞めても収入が途切れない状況を作っておくこと」が大事だと言えるのではないかと思いました。

 そして、蓮さんからは、更にリアリティのある話をいただきました。

蓮さん
私は、人間関係の悪さと過労が重なり退職を決めましたが、自律神経失調症に罹ってしまい、不眠などがツラい状況に陥りました。でも、『若いうちは3年間仕事を辞めてはいけない』等の定説もあり、なかなか辞めることができませんでした。

ぶらりんさん
私も20連勤を超えたり、月100時間を超える過度な残業をしていましたが、会社の『自己責任思考』の風潮にのまれて、なかなか辞めるという選択肢が浮かびませんでした。

 この話を聞いたとき、日本の労働市場における問題を色々と感じました。

 例えば、過労の話です。

 とある本の研究では次のように語られています。

60時間以上の残業をしている層の幸福感は全体平均から見れば下回っており、あくまでも45~60時間の層よりわずかに上昇している

(中略)

残業60時間以上の層は「食欲がない」「ストレスを感じる」「実際に重篤な病気や疾患を持っている」といった項目で、軒並みかなり高い数字となっています

(中略)

仕事上の高い負荷を自覚していない人だけではなく、負荷を自覚してるにもかかわらず、幸せを感じている人がいる

中原淳+パーソル総合研究所(2018)『残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』光文社

 ここで分かるとおり、過度な残業は心身への負担が大きいにもかかわらず、ちょっとした幸福感を生んでしまい、仕事を辞められないことにつながることも考えられるのです。

 そして、参加者からも話があったとおり、古くからの日本の仕事観である『若いうちは3年間仕事を辞めてはいけない』『自己責任思考』といった風潮が、仕事の辞めにくさをさらに加速させてしまうということも分かります。

 さらに蓮さんは、次のことも仰っていました。

蓮さん
HSPの直感を信じて、今の職場がまずいと思ったときが、仕事の辞め時だと思います。

 まさに、この通りだと思いました。

 私自身も、人間関係と過労でうつ病になったことがありましたが、仕事を辞めることができませんでした。(私の経験を踏まえた教訓などについては、過去にブログ記事にまとめたことがありますので、気になる方はぜひ以下のリンクからご覧ください。)

 

 

 

 私は、心身的に病気になってから仕事を辞めるのでは遅いと思っています。

 それは、心身的に病気に罹ってしまうと、短期間で治すことが難しく、場合によっては一生の足かせになってしまうからです。

 だからこそ、蓮さんが仰っていた、「HSPの直感を信じて辞める」というのはとても大事なことだと思いました。

 そして、うつ病や自律神経失調症など、メンタルや神経の病気に共通する症状の一つである「不眠」についても話題になりました。

 ここでは、心理学に詳しい美月夢さんから、症状の改善のヒントをいただきました。

美月夢さん
不眠の改善にあたっては、森田療法が参考になり、『寝られなければ寝ない』という考え方がヒントになると思います。『明日仕事だから寝なければいけない』という考えが、不眠を加速化させる原因にもなりますので。

 私も、うつ病になって以来、不眠症を持ち続けているのですが、「寝なければいけない」という気持ちが不眠を加速させるというのはよく分かります。

 勿論、十分な睡眠は健康にとって非常に大事ですが、目をつぶって横になるだけでも一定の休息効果は得られるとも言われていますので、「眠れないときは、眠れないことに焦らずに、横になって目をつぶって、何も考えないことを意識すること」が大事だと言えそうですね!

 

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まとめ

【本対談で分かったこと(推測含む)】

①HSPの人が向いている仕事内容は次のとおり!

・HSPの人は、好きなことや得意なことを仕事に活かせる仕事が向いている!

・HSPの人が好きなことや得意なことを仕事にするためには、リスクのない形で実験的に試すことが大事!例えば、「アルバイトなど辞めやすい雇用形態で色んな仕事を試すこと」や「副業の形などで、好きなことや得意なことを仕事として試すこと」が手段として挙げられる!

 

②HSPの人にとっての職場の人との最適な距離感は次のとおり!

・HSPの人は、仕事の人間関係において、程よい距離感が保てるように、自分自身でも工夫することが大事!例えば、同僚や後輩にも、敬語を使うなど、人間関係に一線を引くことが手段としてあげられる!

・初対面のときは、自分への期待値を下げておくことが大事!期待値を下げておくことで、ミスしたときの周囲のネガティブな反応は小さくなるし、逆に成功したときの周囲のポジティブな反応は大きくなる!

・職場の密な人間関係から避けるため、独立して仕事をするのも一つの手段!今はココナラなどのワークシェアリングのサービスが整っており、自分の苦手な部分は他の人にお願いするといった働き方もできるため、以前よりも独立のハードルは下がっている!

 

③HSPの人が合わない仕事を辞めるタイミングは次のとおり!

・仕事を辞めるタイミングとして、「①自分なりに、『もし現職でこうなったら仕事を辞める』という区切りのポイントを作ること」と「②転職先を決めておくなど、辞めても収入が途切れない状況を作っておくこと」が大事!

・心身的に病気になってから仕事を辞めるのでは遅い!今の職場がやばいと思ったら、HSPの直感を信じて辞めよう!

 

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おわりに(対談の感想)

 さて、今回も、対談をしなければ分からないことがたくさん分かり、大変有意義な時間になりました。

 ご参加いただいた、ぶらりんさん美月夢さん蓮さん、本当にありがとうございました。

 また、運営にあたってお手伝いいただいたれんさん、本当にありがとうございました。

 この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

 対談も2回目になりましたが、私としては、運営の大変さよりも楽しさが上回っており、続けて対談をやっていきたいと思っています。

 対談やブログをやっていると、気づくことがあり、私は問題意識を持って「インプット」と「アウトプット」のループをすることが好きなんだなと、日に日に感じています。

 私自身も、好きなことを仕事にしていきたいという気持ちが日に日に湧いています…が、まだまだ能力不足の部分もたくさんありますので、更に皆さまに良い情報がお伝えできるように精進して参りたいと思います。

 それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。

 もし、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。

 それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!

 

※2019年3月31日に、第3回対談を実施しました!

 

 

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プロフィール

 

名前:ぽん乃助

 

社会の荒波に揉まれ、猫の皮を被ることになった繊細な人間。世の人間たちの間では、繊細な気質のことをHSPと謳って色んな情報が溢れる中、猫の穿った目線で処世術のヒントっぽいことを呟く。猫パンチのない、穏やかな世界が好き。箱の中で生死を待つのではなく、箱の外に出ることを選択するシュレーディンガーの猫になりたい。

 

 

 

 

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