HSS型HSPのストレングスファインダー対談で分かった13のこと
来る2019年1月5日…、オンライン上で行われたHSS型HSPのストレングスファインダー対談に参加してきました!
HSS型HSPとは、繊細で敏感な性格であるHSPの人の中でも、刺激を求める外向的な人を指します。(詳しくは、こちらから解説をご覧ください。)
なぜ、こんなに仰々しく書くのか…と思う方もいるかもしれませんが、オンライン上ではあるものの、実際にHSPの人とリアルタイムで話し合ったのは初めてだからです。(実は、結構緊張していました…。笑)
結論としては、やはり実際のHSPの人と話し合うと色んな見解を学べて良かったです!
ということで、今回の対談の概要や学んだことを記事にしていきたいと思います!
この記事の目次
対談の概要について
(1)対談の趣旨
1/5オンラインで#HSSストレングスファインダー談義
やるよ!💓
参加資格:HSS混合さんで上位5個わかる方内容:資質について語って理解&質問&盛りあがろう✨
21時〜2時間
ポルカで2000円持ち物:新年会兼ねてオンライン乾杯するので好きなドリンク用意🍻🥂
来たい人リプで一言!
ポルカurl送ります。— なお@HSPコミュニティ開発 (@naoroom772) 2018年12月27日
1月5日に、HSS型HSPの発信者として有名な、なおさん主催の企画で、オンライン上で開かれた本対談。
本大会の趣旨は、繊細だけど外向的なHSS型HSPの人を集めて、ストレングスファインダーの結果を比べて、対談するというもの。
もともとは、なおさんがTwitterで行った調査において、HSS型HSPの人のストレングスファインダーの結果が似通っていたということが発端で、本対談を行うこととしたということでした。
さて、そもそもストレングスファインダーとは何かといいますと、自分の才能を解き明かす、有料の有名な自己診断ツールです!
この診断のことについてざっくりいうと、人間の長所である34の資質のうち、自分の中の上位5つが分かるというものです。
あるサイトでは、概要が次のとおり説明されています。
【ストレングスファインダーとは?】
ストレングスファインダー®とは、米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツールです。Webサイト上で177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。
(中略)
ストレングスファインダー®では才能を34の資質(似たような才能の集まり)に分類しています。そして、その34資質のうち、最も特徴的(優先度の高い思考、感情、行動のパターン)な5つを診断結果として出します。
引用:ハート・ラボ・ジャパン「ストレングスファインダー®とは」(アクセス日:2019年1月3日)
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
ちなみに、ストレングスファインダーは、HSPの人が仕事での長所や適職を見つけるにあたって有用な診断ツールだと思っております。
以前に、HSPの人が仕事での長所や適職を見つけるにあたって有用な診断ツールをブログ記事にまとめましたので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
HSPの人が適職や仕事での長所を見つけられる3つのおすすめ診断ツールとは?無料のサービスも
(2)対談の参加者
①なおさん(対談の主催者)
・移住しながらのフリーランスで、ブログやTwitterに加え、HSPのリアルコミュニティに励む方
・ストレングスファインダー上位5つの性質は「着想」「個別化」「収集心」「戦略性」「最上志向」
・本をこよなく愛している。多分、私より年下だけど、絶対に私よりしっかりしていると思う。
なおさんのブログ→こちら なおさんのTwitter→こちら |
②色波(いろは)さん
・フリーターで色んな仕事を掛け持ち。Twitterでは詩やイラストを通じて発信するアーティスト。
・ストレングスファインダー上位5つの性質は「着想」「ポジティブ」「共感性」「最上志向」「未来志向」
・名前がかっこいい。話の合いの手が絶妙で、絶対に傾聴が上手な人だと思う。
色波さんのブログ→こちら 色波さんのTwitter→こちら |
③蓮(れん)さん
・学習意欲が半端ないエンジニア。技術者のみならず、組織内の教育係としても活躍。
・ストレングスファインダー上位5つの性質は「学習欲」「個別化」「最上志向」「着想」「内省化」
・納得しないと動かない芯の強さはありつつ、論理と感情のバランス感に長けていて、絶対に仕事ができる人だと思う。
蓮さんのプロフィール→こちら 蓮さんのTwitter→こちら |
④ぽん乃助(本ブログの筆者)
・緊張したため、参加者の中で一人だけお酒を片手に対談に参加
・ストレングスファインダー上位5つの性質は「最上志向」「共感性」「ポジティブ」「責任感」「学習欲」
・対談中に果敢にウケ狙いをしたが、勝率(ウケ率)は半々くらい。まずまずというところだろう。
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対談に参加して分かった13のこととは?
(1)HSS型HSPに共通するストレングスファインダーの資質について
まずは、全員のストレングスファインダーの結果を並べてみます。
すると、ストレングスファインダーの資質はすべて合わせると34つもあるにも関わらず、一定の傾向が見られました。
【対談参加者のストレングスファインダーの結果】 ・なおさん:「着想」「個別化」「収集心」「戦略性」「最上志向」 |
上記を見ると、「最上志向」「着想」「個別化」「学習欲」「ポジティブ」「共感性」といった資質が被っているのが分かります。
ここに集まったのは4人だけですが、なおさんのTwitterでの回答を見るに、この辺の資質が被っている所感をお持ちのようでした。
そして、対談中に面白いコメントもありました。
確かに、その通りだと思いました。
本ブログでは、そこまで「HSS型HSP」の人と「非HSS型HSP」の人を敢えて区分していませんでしたが、もしかしたら生き方の戦略は少し異なるかもしれないな…と思いました。
(2)HSS型HSPに共通した資質「最上志向」について
本対談の全参加者に共通した資質「最上志向」ですが…対談をしているうちにわかったこと。
それは、組織のブランドや肩書きに拘らず、仕事の質を重視できる資質なのではないかと思いました。
そして、なんとなく気になったことを言ってしまいました…。
皆さんの反応を見た限り、これは当てはまるのではないか…と思いました。笑
(3)HSS型HSPに共通した資質「着想」について
本対談参加者のうち3名に共通した資質「着想」ですが…対談をしているうちにわかったこと。
それは、仕事のアイデアが湧き出す源泉であり、フリーで働くにあたっては最適な資質なのではないかと思いました。
フリーで働く、参加者の2人も次のとおりコメントしていました!
(4)HSS型HSPに共通した資質「個別化」について
本対談参加者のうち2名に共通した資質「個別化」ですが…対談をしているうちにわかったこと。
それは、仕事において人に合わせられる特性であり、人の教育にあたっては最適な資質なのではないかと思いました。
組織で教育係もやっている蓮さんは、次のとおりコメントしていました。
(5)HSS型HSPに共通した資質「学習欲」について
本対談参加者のうち2名に共通した資質「学習欲」ですが…対談をしているうちにわかったこと。
それは、ひとつの仕事に対して極限にこだわることのできる資質なのではないかと思いました。
一見、「学習欲」とつながらない見解ではありますが、なおさんの質問によって、この特徴が見えてきました。
(6)HSS型HSPに共通した資質「ポジティブ」について
本対談参加者のうち2名に共通した資質「ポジティブ」ですが…対談をしているうちにわかったこと。
それは、自分だけでなく相手も盛りたてることのできる資質なのではないかと思いました。
「ポジティブ」の資質を持つ、色波さんとぽん乃助(私)の会話でそれが見えてきました。
(7)「働く」と「休む」のバランスについて
さて、ここからはストレングスファインダーとは離れますが…、色んなコトを話し合いました。
その一つが、「働く」と「休む」のバランスについてでした。
フリーで働く2人(なおさん・色波さん)は、「休み」をしっかりと確保できるように、「仕事量」を調節していました。
そして、組織で働く蓮さんも、次のとおり答えていました。
う~ん、なんとも羨ましい意志の強さ。
でも、成果主義の仕事だからこそ成せるわざ…とも仰っていました。
恐らく、日本の多くを占める非成果主義の会社では難しいかもしれません…。
まぁ、非成果主義の会社で勤める私も、トイレの回数を増やしたり、直帰仕事を増やしたりと、工夫はしていますが…。笑
というわけで、やはり言えることとしては、HSPの人は適度な休みが重要なのではないかと思います。
それから、皆さん共通していることとして、寝るときは十分に寝るということも心掛けていたようでした!
(8)HSPのカミングアウトについて
HSPをカミングアウトするのかどうか…ということについても対談しました。
まずはじめに、カミングアウトについては、伝え方や伝えるタイミングが非常に重要であり、これを間違えると逆効果になると私は思っています。
まずは、参加者の女性2人(なおさん、蓮さん)が面白いコメントをしていました。
なおさんと蓮さんのコメントは、タイミングとしては先手・後手と真逆でしたが、どちらも戦略的だなぁ…と思いました。
そして、なおさんから、男性2人(色波さん、ぽん乃助(私))に質問。
そう、めっちゃ難しいんです!
男性陣の共通見解は、「繊細な性格は、男性として好ましくない」という古来からの性観念があり、アピールすることすら許されない風潮があるということでした。
そのため、「特に男性のHSPが、周りの人に自分の内面を伝えるにあたっては、間接的に伝えることが大事」だという共通見解も得られました。
実は、このことについて、以前私のブログ記事においても言及しておりますので、このテーマに関して気になる方は、以下のリンクからご覧ください!
HSPの人が職場で生きづらさを理解してもらうための効果的なカミングアウトの方法は?
(9)HSPの直感について
さて、HSPは第6感に優れているのか、直感が当たるという風にも言われています。
このことについて、なおさんの質問をきっかけに盛り上がりました。
う~ん、みんな回答が独特!笑
とはいいつつも、やはり、HSPは直感が当たりやすい…ということも言えるのではないでしょうか。
ちなみに、参加者全員が道でよく話しかけられるらしく、やはりHSPの人はいい人オーラが強いのかもしれません。笑
(10)HSPと飲み会について
さて、HSPは飲み会が苦手と言われます。
このことについて、蓮さんの質問をきっかけに盛り上がりました。
この質問に対して、なおさんが面白い回答をしました。
お…たしかに!幹事をやればいい奴にもなれるし、面倒な当日の盛り上げもしなくて済むので、これは良いアイデアだと思いました。
ちなみに、色波さんからも面白い回答がありました。
これも…なるほどと思いました。
恐らく、HSPの人は飲むことよりも、盛り上げたりするなど、過剰な気遣いが必要な役割が発生することもあるから飲み会が苦手なのではないかと思いました。
(11)MBTI性格診断(16Personalities)について
本対談では、MBTI性格診断についても盛り上がりました。
MBTI診断は、ユングの心理学的類型論であり、人を16タイプに分ける性格診断です。
恐らく最も有名な性格診断でもあり、「16Personalities」で無料で簡単に自分の性格を知ることができます。
さて、これについても、以下の画像の16タイプ(4グループ)の性格のうち、本対談の参加者メンバーが、分析家グループと外交官グループに偏っていたのです。
実はこれ、HSPの人向けに情報発信しているワヲンさんが、以前に「16Personalities」において、16タイプの性格のうち、日本人の平均割合とHSPの人の割合を比較したブログ記事を執筆されています。
これを見ると、HSPの人の性格に、傾向があらわれていることがよく分かります。
HSPで16Personalities診断やったら〇〇がエグかった(ワヲンさんのブログ「HSPマーケターワヲンのブログ」より)
さて、このMBTI性格診断(16Personalities)についても、ストレングスファインダーと同様に、自分の仕事での長所や適職を見つけるにあたって有用な診断ツールだと思っております。
以前に、HSPの人が仕事での長所や適職を見つけるにあたって有用な診断ツールをブログ記事にまとめましたので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
HSPの人が適職や仕事での長所を見つけられる3つのおすすめ診断ツールとは?無料のサービスも
(12)HSS型HSPの好む働き方について
これは対談中では、直接的に話題にはなりませんでしたが、HSS型HSPの皆さんが仕事に対して共通する考え方があると思いました。
それは、「自分の力じゃないと出来ないコトを仕事にしたい」という考え方です。
だからこそ、ストレングスファインダーといった自分の長所を診断結果ひとつで、ここまで盛り上がったのではないかと思います。
そして、働き方が多様になっているこの世の中において、「HSPの働き方」については、これからも本ブログにて追い求めていきたい…と思いました!
(13)オススメの本(マルチ・ポテンシャライト)について
先述の働き方に関して、対談の参加者から書籍「マルチ・ポテンシャライト(略称)」をオススメされました。
ざっくり言うと、昨今の世の中では複数の分野にまたがる能力(マルチ・ポテンシャライト)を仕事で発揮することが大事であり、発揮するにあたって自分の仕事のタイプを見つけるというもの。
既に読み終えましたが、前評判どおりめちゃくちゃ面白い本だったので、本ブログでも、今後レビューしたいなと思っています。
マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法
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まとめ
【HSS型HSPのストレングスファインダー対談に参加して分かったこと(推測含む)】 ①本対談で参加したHSS型HSPの人たちで共通したストレングスファインダーの資質は、「最上志向」「着想」「個別化」「学習欲」「ポジティブ」「共感性」である。 ②「最上志向」は、組織のブランドや肩書きに拘らず、仕事の質を重視できる資質である。 ③「着想」は、仕事のアイデアが湧き出す源泉であり、フリーで働くにあたっては最適な資質である。 ④「個別化」は、仕事において人に合わせられる特性であり、人の教育にあたっては最適な資質である。 ⑤「学習欲」は、ひとつの仕事に対して極限にこだわることのできる資質である。 ⑥「ポジティブ」は、自分だけでなく相手も盛りたてることのできる資質である。 ⑦HSPの人は適度な休みが重要である。また、寝るときは十分に寝ることを心掛けることも大事である。 ⑧HSPのカミングアウトは、伝え方とタイミングが大事である。また、周りの人に自分の内面を伝えるにあたっては、間接的に伝えることが大事。 ⑨HSPの人は、やはり直感が当たりやすい! ⑩HSPの人は飲むことよりも、盛り上げたりするなど、過剰な気遣いが必要な役割が発生することもあるから飲み会が苦手。そのため、飲み会からの逃げ方として、幹事だけやって当日参加しないというのもひとつの手である。 ⑪本対談で参加したHSS型HSPの人たちで共通した、MBTI性格診断(16Personalities)では、性格のタイプとして、分析家グループと外交官グループに偏っていた。 ⑫HSS型HSPの皆さんが仕事に対して共通する考え方は、「自分の力じゃないと出来ないコトを仕事にしたい」ということ。 ⑬本対談でオススメのあった、「マルチ・ポテンシャライト(略称)」という本は面白かったので、超オススメ! マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法 posted with カエレバ エミリー・ワプニック PHP研究所 2018-08-24 |
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おわりに(対談の感想)
長文の記事となってしまいましたが、皆さま、ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
本対談については、本当に参加して良かったです。
こういったHSPの人たちと実際にお話させていただく機会ははじめてでしたが、「HSPの生き方や働き方戦略」について、本だけでは分からないことが情報として得られ、本当に勉強になりました。
強いていえば、今回はオンライン上の対談でしたが、リアルでの対談もやってみたいなぁ…と思いました。
さて、今月、私も主催で「HSPの働き方」について、都内某所で対談を行う予定ですので、そちらもより一層楽しみになってきました…!
今回の対談に際して、主催のなおさん、参加者の色波さん、蓮さんに感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました!
ちなみに、対談はLINEでやったのですが、スタンプが全員可愛かったのが面白かったです…。
また、HSS型HSPについては、以前に生き方戦略についてブログ記事にまとめましたので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
繊細だけど外向的なHSS型HSP特有のつらさと4つの克服方法とは?
それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。
もし、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。
それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!
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