失敗が怖くて行動できないHSPの人が実践すべきDCAPサイクルとは?
「失敗を恐れるな」という言葉をよく聞きますが、どうしても失敗した後の姿を想像すると、なんだか挑戦する気が起きなくなりますよね。
私も、失敗した後の、他人からの目や批判、そして自分の気持ちを考えるだけで、冷や汗をかきそうになります。
しかし、そもそも失敗を避けようと生きると、幸せが得られにくいと言われています。
特にHSPの方は、感知能力が高く、ネガティブな情報も広く拾ってしまうため、どうしても失敗が怖くなり、一歩前に踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回おすすめしたいことが、「DCAPサイクル」です。
巷で言われる「PDCAサイクル」の順序を変えてみたものです。
詳細は以下に述べていきたいと思います。
失敗を避けようとすると幸せが得られない理由
まず、失敗とは何かを考えたいと思います。
失敗は、挑戦することによって得られる副産物です。
逆に言えば、挑戦するからこそ、失敗があると言えます。
また、挑戦することによって、得られる副産物は失敗だけでなく、成功もあります。
ここで言いたいのは、「成功も失敗も、挑戦をしなければ起こり得ない」ということになります。
挑戦することは、失敗する確率も高いです。
そして、失敗したときの周囲からの悪評や自分への損失を考えると、一歩踏み出して挑戦することが怖いと感じてしまいます。
そのため、失敗しないためにも挑戦しなければ良いと考える方も非常に多いでしょう。
でも実は、失敗することよりも、挑戦しないことの方が怖いのです。
それは、後々、挑戦しなかったことに対して後悔が残るからです。
そして、挑戦しない選択を取り続けると、年だけを重ね、周囲は幸せを掴んでおり、気付いたときには挑戦する体力が残っていない状況になっています。
そして、失敗はネガティブに思えますが、得られるものも多いのです。
多分それは、皆さんも分かっていると思います。
幼少期の失敗、学生の時の失敗、社会人での失敗…大なり小なり、挑戦を避けられない時は人生の中でたくさんあったと思いますし、その失敗が教訓・自信・人とのつながりを作ってきたのではないでしょうか。
そのため、挑戦を避けられるときでも、すべて回避せず、挑戦する数を増やしてみましょうというのが、今回の記事での提案となります。
参考:村山昇(2018)『働き方の哲学』鷗来堂 |
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失敗を恐れずに一歩踏み出すための考え方(「DCAPサイクル」のすすめ)
さて、ここまでは失敗よりも、挑戦しないことの方が怖いということを述べてきました。
そして、挑戦することの大事さも合わせて説明してきました。
とはいえ、やはり、失敗することって怖いですよね…。
そこで、失敗を恐れずに一歩踏み出すための考え方である、「DCAPサイクル」を説明したいと思います。
「DCAPサイクル」とは、よく耳なじみのある「PDCAサイクル」の順番を変更した概念になります。
まずは、「PDCAサイクル」について、ご説明したいと思います。
【PDCAサイクルとは?】 ・「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の略です。PDCAサイクルとは、行動するにあたって、P→D→C→Aの順番を繰り返すことを指します。 ・「Plan(計画)」は、これからすることを考えることです。行動する前に、5W1H(何を、何のために、いつ、どこで、誰に、どうやって)を明確にし、計画を立てていくことを指します。 ・「Do(実行)」は、計画したことを実行することです。 ・「Check(評価)」は、実行した後に、結果の良し悪しを判断することです。 ・「Action(改善)」は、見直しをして、次の計画に進むことです。結果の良し悪しを踏まえ、改善点を探り、次の計画に活かすことを指します。 |
恐らく、理にかなっているサイクルだと思いますし、会社や学校でもこの言葉を口酸っぱく言っていたり、聞いていたりする人も多いのではないかと思います。
では、言葉はよく聞きますが、これを実践できている人は多いのでしょうか?
恐らく、実践できていない人が大半でしょう。
逆に、口酸っぱくこの言葉を聞いているということは、実践できている人が少ないということの証拠でしょう。
組織内では、特に上司(ひいては経営陣)が、自分が就任しているときは確実に成功したいという意識が働きます。
そのため、働き手としては、「Plan(計画)」に充てる時間が非常に長くなります。
そして、「Plan(計画)」で成功するリスクが大きい(失敗するリスクが小さい)と判断されれば、やっと「Do(実行)」に移すことができます。
場合によっては、「Do(実行)」までいかないケースもあるでしょう。
そうすると、どうなるのか。「Check(評価)」と「Action(改善)」に使う時間や体力がなくなるのです。
特に日本の組織では、この傾向が顕著であり、「昨年度と同じ方法でやろう」ということが仕事上で溢れているのではないでしょうか。
皆さんもこのような経験があるのではないでしょうか…?
「検討の結果、保留…」って冷静に考えてみれば、ただの時間の無駄ですよね…。
そこで、私は「DCAPサイクル」をおすすめしたいと考えております!
おすすめする理由を以下にまとめました。
【DCAPサイクルをおすすめしたい理由】 ・DCAPサイクルとは、「Plan(計画)」せず、「Do(実行)」から始めることです。簡単に言えば、あれこれ考えず、とにかく実行してみようってことです。 ・人はあれこれ考えると、行動したくないという心理が強く働くそうです。だからこそ、興味を持ったら即行動してみたほうが、「あれこれ考える」という時間の無駄が少なります。また、「あれこれ考える」というのは、人の集中力をそぎ、ストレスがたまる行動なので、できる限り避けた方が良いと考えます。 ・そもそも、「Do(実行)」したことがないのに、「Plan(計画)」を立てるということが困難です。だからこそ、組織では「Plan(計画)」に時間がかかってしまうのではないでしょうか。そして、時間をかけたとしても、「Plan(計画)」どおり「Do(行動)」できないことが大半だと思います。 ・恐らく、失敗しても取り返しのつかないことというのは、非常に少ないのではないでしょうか。それならば、失敗を覚悟しても、どんどん「DCAPサイクル」を回してしまったほうが、長期的な視点で良い結果を得られるのではないでしょうか。(仕事で言えば、「降格」や「解雇(クビ)」が想定される最悪のケースですが、よっぽどのことがない限り、起こり得ないでしょう。また、プライベートでも取り返しがつかないことは、非常に少ないと思います。) ・特にHSPの方は、平均でいう慎重よりも、慎重にあるのではないかと思います。そのため、認知の歪みを改善する意味でも、「まずは行動」という感覚は役に立つのではないかと思います。 |
なお、仕事の環境によっては、「DCAPサイクル」のように「まずはやる」という精神でいると、上司が許してくれず、周囲との人間関係も崩れる可能性もあります。
そのため、私はまず、プライベートから実践することをおすすめしたいと思っています。
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挑戦することのすすめ
「挑戦」というと、重大なことに挑んでいくというイメージがあります。
しかし、いきなり大きなことから挑戦する必要はありません。
自分にとって、新しいことを始めたり、良い習慣に変えてみたり、小さなことから始めてみることが大事だと思います。
逆に、大きなことから始めてしまうと、途中で挫折してしまいますから。
大事なことは、継続(サイクル)させることです。
日本人は、質問された時に、自信がないと「分かりません」という回答をする傾向にあるそうです。
そのため、「質問された時に自信がなくても回答してみる」ということからはじめてみる…というのも一つ事例として挙げておきます。
私は、「挑戦すること」に対して昔よりもこわくなくなったのには、カウンセラーや先輩からもらった言葉がきっかけだったりします。
特に、一つ目の言葉は、何気なく言われたのですが、非常に心に残りました。
恐らく、自分の中の認識として、一度の「失敗」が人生の終わりぐらい深刻に思っていたからだと思います。
特に、私は社会人1年目のときにパワハラにあっていたとき、やることなすこと全てに自信をなくしていたため、特にこの歪んだ認識が強くなってしまったのだと思います。
実は、この一つ目の言葉は、自分にとってネガティブ思考からポジティブ思考に変えてくれたきっかけにもなりました。
挑戦は難しいことではありません。
そして、挑戦せずに後悔する人生を送るより、挑戦して幸せな人生に近づいたほうが絶対に良いのではないかと思います。
だからこそ、皆さんには自発的に挑戦することをおすすめしたいと思い、今回記事化するに至りました。
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おわりに
私は、多趣味であり、その一つにアニメを見ることが好きだったりします。
昔は、アニメというと少し気持ち悪い(そのときから私は見ていましたが…。笑)という印象がありましたが、今ではある程度、その印象がなくなってきたのではないでしょうか。
というのも、最近のアニメは多様化されてきて、文学性やメッセージ性が強い作品が増えてきたということも、一つ理由として挙げられると思います。
今回記事を書いていて、「失敗」を繰り返し続けて、最後の最後に「成功」する作品を思い出しました。
それは、「シュタインズ・ゲート」というアニメです。
私は、このアニメが非常に好きなのですが、その理由は「失敗」の行きつく先に希望があるといった結果になっているからだと思います。
感化されやすい私は、このアニメにも「挑戦」の大事さについて、刺激を受けました。
無理に視聴を勧めるわけではないですが(笑)、SF・サスペンス・シリアス・見事な伏線回収…この言葉にピンときたかたは、シナリオが非常によくできているため、おすすめしたいと思います!
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それから、意外と自分の人生が短いと感じさせてくれる、あなたの「残り」の人生時計というアプリがあります。
焦りというのは、一つ人間の心を動かしてくれる材料にもなりますので、参考としてご紹介したいと思います。
さて、そんなこんなで、今回の記事はこの辺で終わりたいと思います。
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