HSPの人が好きなことを仕事にする戦略と4つの働き方タイプ
今回は、HSPの人が好きなことを仕事にするための戦略を考察していきます!
そして、今回の考察にあたっては、以前に実施したHSPの人との対談で教えていただいた、著書『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』がとても参考になりました。(対談の内容は、以下の記事リンクからご覧ください!)
同著書をもとに、自分に合う働き方を4タイプに分けられる診断とタイプ別の戦略を紹介しています。
それでは、はじめていきます!
HSS型HSPのストレングスファインダー対談に参加して分かった13のこととは?
HSPの人が好きなことを仕事にするべき理由とは?
(1)HSPの人の適職は「部署異動等の少ない専門的な仕事」だからこそ、好きなことを仕事にすべき!
HSPの人は、繊細で敏感な性格のため、仕事での人間関係や職場の騒々しい雰囲気が苦手と言われます。
また、HSPの人は深い思考でじっくり考えることを好むため、マルチタスクを伴う瞬発的な業務が苦手といわれます。
そのため、HSPの人は、次の悩みを抱えやすいのではないでしょうか。
さて、以前にも本ブログで公表しましたが、Twitterでとってみたアンケート結果を改めて掲載します。
転職など、働く環境を変えた経験のある #HSP の方にご質問です。
働く環境を変えることで、以前よりも働きやすくなりましたか?
HSPの方が気になる質問だと思いますので、是非リツイート&回答いただけますと嬉しいです!
— ぽん乃助@HSP働き方戦略ブロガー (@suke_of_pon) 2018年11月25日
このアンケートでは、「転職などを行ったことで、働きやすくなった」と答えた人が、85%以上も占めていたのです!
そのため、私は「HSPの人が適職を求めて、転職などを行うことは合理的!」だという結論に至りました。
さて、ここまでの話を踏まえると、次の疑問が思い浮かぶかもしれません。
一般的にHSPの人の適職は以下のとおり、言われています。
【HSPの人にとっての適職】 ・画家や音楽家、詩人、小説家、写真家、俳優、舞台監督や映画監督などの芸術家(HSPの持つ豊かな情感やイマジネーション、鋭い感受性やひらめきを活かせる仕事) ・デザイナー、カメラマン、コピーライター、イラストレーターなどのクリエイティブな業種(ひらめきやセンス、感受性といったものが要求され、1人で机や作業台に向かって自分のペースで行える仕事) ・企画営業などの自身の企画をクライアントに提案する職種(一般組織における、アイデアやひらめきを大切にする仕事) ・商品の開発や商品の欠陥チェックなどの敏感なセンサーを用いる職種(一般組織における、敏感な感覚や直観力、粘り強さを活かせる職種) 参考:長沼睦雄(2016)『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』青春出版社 |
でも、ここでいわれる適職は非常に限定的なので、HSPの人がこうした仕事に就くのはハードルが高いんじゃないかと思っています。
そこで、以前にアーロン博士(HSPという概念の生みの親)の「HSP専門家認定プログラム」に日本で初めて合格した、HSP専門キャリアコンサルタントのみさきじゅりさんの著書「ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の『仕事の不安』がなくなる本」を参考に、さらに考察を深めてみました。(考察の詳細は、以下のリンクからご覧ください!)
仕事が向いていないと悩むHSPの人が考えるべきたった1つの視点とは?適職の仕事の条件も解説
そこで、分かったことは、HSPの適職の条件の一つとして、「部署異動等の少ない専門的な仕事」だということでした。
このように考えてみると、かなり仕事を選べる幅が広がりそうですよね!
ただ、次の疑問も湧いてくると思います。
もし、専門的な仕事に就けても、「自分が嫌いなこと」であれば、仕事が続きません。
だから、私は、「自分が好きなこと」を専門的な仕事にすべきだと考えています。
(2)好きなことを仕事にするためには、自分に合う働き方を知るべき!
好きなことを仕事にするのは、そんなに簡単なことではないと言われます。
それは、それ相応の「リスク」があるからです。
ただ、「リスク」があるからこそ、チャレンジしたことがない人が多いのも事実です。
私は、「リスク」があることに対しては、特に戦略をもって臨むべきだと考えています。
今回も同様に、戦略を組み立てる必要があると思っていますが、まずは自分に合う働き方を知るべきだと考えます。
さて、自分に合う働き方を知るにあたって、役に立つのは『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』という著書です。
そもそも「マルチ・ポテンシャライト」とは何かということを説明しなければいけません。
同書では、以下のとおり、解説されています。
【マルチ・ポテンシャライトとは?】 さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人。 ※似たような一般的な言葉として「ゼネラリスト」等が挙げられる。 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
これを見て、「あれ?」と思う人もいるかもしれません。
そう、HSPの適職の条件の一つは、「部署異動等の少ない専門的な仕事」だということでした。
そして、自分が好きなことを、専門的な仕事につなげるべきだとも言いました。
そのため、マルチ・ポテンシャライトは「ゼネラリスト」の概念にも似ているということもあり、「専門的な仕事」と反するのではないかということを思われるかもしれません。
でも、同著書では、人の「好きなこと」は1つではないし、キャリアは1つの分野で終わる必要はないという前提で書かれています。
つまりは、「好きなこと」を専門的な仕事にする…ということを、繰り返したっていいわけです。
ただ、こう思う人もいるかもしれません。
でも、この日本社会では、経済成長が乏しくなっているため、以前よりも職業の安定性が薄れてきています。
更には、世の中の需要が飽和してきているため、複数のスキルで何かを生み出すことが仕事では求められてきています。
例えば、絵がいくら上手でもそれで食べ続けるのは非常に難しく、絵にシナリオや映像が載ってきてこそ、多くの人々がお金を使いたくなるコンテンツとなっていきます。
そう考えてみると、私はこの「マルチ・ポテンシャライト」という考え方が、好きなことを仕事にするためにあたって、一番現実的だと思っています。
それでは、好きなことを仕事にする戦略を組み立てるにあたり、同著書では自分に合う働き方診断が掲載されていますので、まずはこちらをご紹介します。
なお、適職を見つけるにあたっては、このほかにもたくさんのツールがあります。
以前に、自分の適職を見つけるためのツールをブログ記事にまとめましたので、気になる方は以下のリンクからご覧いただき、あわせてご活用いただければと思います!
HSPの人が適職や仕事での長所を見つけられる3つのおすすめ診断ツールとは?無料のサービスも
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自分に合う働き方診断~あなたは4タイプのうちどれ?~
働き方タイプ1 グループハグ・アプローチ
【グループハグ・アプローチとは?】 一つの多面的な仕事またはビジネスに携わることで、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できること。 |
【次の問いに、2つ以上「はい」があれば、グループハグ・アプローチ】 □さまざまな能力が求められる、多面的なプロジェクトが好きか? □「お金のためにしていること」に、自分のすべて(かそれに近いもの)を反映させたいと思うか? □ばらばらのプロジェクトをたくさん抱えすぎると、心の余裕をなくしてしまうか? □ある分野に専念しているときも、それが自分の仕事全体に貢献していると思えるような働き方をするのが好きか? 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ2 スラッシュ・アプローチ
【スラッシュ・アプローチとは?】 パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回っていること。 |
【次の問いに、2つ以上「はい」があれば、スラッシュ・アプローチ】 □まったく違うテーマを頻繁に行き来するのが好きか? □専門的な、あるいはニッチなテーマに魅力を感じることが多いか? □自分が情熱を感じるものを組み合わせて、1企業のサービスに組み込むことにはあまり関心がないか? □安定よりも、自由で融通がきくことを重視しているか? 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ3 アインシュタイン・アプローチ
【アインシュタイン・アプローチとは?】 生活を支えるのに十分な収入を生み出し、ほかの情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる、フルタイムの仕事かビジネスに携わること |
【次の問いに、2つ以上「はい」があれば、アインシュタイン・アプローチ】 □融通がきくことよりも安定を重視しているか? □仕事は楽しくあってほしいけど、人生で一番大事なことでなくても構わないと思っているか? □心惹かれるたくさんのことを趣味として楽しんでいるとき、喜びや意義を感じるか? □あまりもうからないこと(芸術にまつわることなど)を追求したくなるか? 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ4 フェニックス・アプローチ
【フェニックス・アプローチとは?】 ある業界で数ヵ月、もしくは数年働いたあと、方向転換して、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせること。 |
【次の問いに、2つ以上「はい」があれば、フェニックス・アプローチ】 □かなり長期間にわたって、物事に熱中するタイプか? □新しい分野に移りたくて仕方なくなる頃には、何ヵ月も何年も過ぎているか? □あるテーマに深く入り込むのが好きで、よく専門家と間違えられるか? □1日がそれほど多様性に満ちていなくても、幸せでいられるか? 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
※同著書では、働き方は1つではなく、数年ごとに替えても、混ぜてハイブリッドにしても、何の問題もないと言われています。
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4つの働き方のタイプに合わせた最適な戦略とは?
働き方タイプ1 グループハグ・アプローチの最適な戦略
【グループハグ・アプローチの最適な戦略】 ・グループハグ・アプローチとは、一つの多面的な仕事またはビジネスに携わることで、職場で多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できること。 ・次のような戦略を取れば、グループハグ・アプローチならではのキャリアを見つけたり、生み出したりすることができる。
・都市計画や人工知能のような複数の分野にまたがる分野では、多くの分野や物の見方を理解することが求められる。マルチ・ポテンシャライトの人は、こうした分野に惹きつけられ、そこで成功することが多い。 ・マルチ・ポテンシャライトの人が魅力を感じるような、複数の分野にまたがる専門分野が存在することも多い。 ・組織によっては、マルチ・ポテンシャライトの人を積極的に探しているところもある。求人案内に注意を払い、「クリエイティブ」「さまざまな分野にまたがる」「適応能力がある」などの言葉を探そう。 ・マルチ・ポテンシャライトの人が、単独のスキルを買われて企業に入ることもある。その場合は、優秀な仕事ぶりでまず雇い主の信頼を得てから、さらに責任を与えてほしいと説得をする。自分が提案しているプロジェクトが会社にもたらす価値を強調し、説得すると効果的だ。 ・起業は、もともとマルチ・ポテンシャライトの人に向いている。ビジネスを営むことは、商品開発、販売、マーケティング、デザインなど、多くの側面を持つからだ。 ・ただし、起業をしたとしても、多様な分野を扱うとは限らない。とくに、ビジネスがニッチなものである場合は。だから、一つのビジネスに多くのテーマが組み込まれた「ルネサンス・ビジネス」の立ち上げを選ぶ人たちもいる。 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ2 スラッシュ・アプローチの最適な戦略
【スラッシュ・アプローチの最適な戦略】 ・スラッシュ・アプローチとは、パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回っていること。 ・パートタイムは夢の仕事だ。どのスラッシュ(仕事)も好きだけれど、どれもフルタイムではやりたくないから。 ・どのスラッシュ(仕事)も、人生に特別なものをくれるし、それぞれに違う形で意欲をかき立ててくれる。 ・スラッシュ・アプローチなら、燃え尽きたり退屈したりせずに、専門的な分野で働いたり、ニッチな市場に参入したりできる。 ・スラッシュ・アプローチでは、フルタイムの雇用に比べて、スケジュールで融通がききやすい。そのため、アーティストとして働く場合は、相性がよい。 ・スラッシュ・アプローチの人は、たいてい自発的で、独立心や起業家精神に富んでいる。 ・実際には、次のような形でスラッシュ・アプローチ入ることが多い。
引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ3 アインシュタイン・アプローチの最適な戦略
【アインシュタイン・アプローチの最適な戦略】 ・アインシュタイン・アプローチとは、生活を支えるのに十分な収入を生み出し、ほかの情熱を追求する時間とエネルギーも残してくれる、フルタイムの仕事かビジネスに携わること。 ・アインシュタイン・アプローチの人は、ほどよい仕事を持つべき。自営業のほうがよいなら、ほどよいビジネスを立ち上げること。 ・ほどよい仕事やビジネスの中でも、①楽しさ、②十分な収入、③自由な時間は必須条件。 ・アインシュタイン・アプローチの人の場合、本業と個人的なプロジェクトに使うスキルや思考モードがそれぞれに違うから、仕事のあとに情熱を追求するエネルギーがわく。 ・複数の分野にまたがる「ほどよい仕事」を探す人もいるが、分野がまたがりすぎていると、仕事のあとにエネルギーを保つのが難しくなり、裏目に出ることもある。複数の分野にまたがる仕事のほうが魅力的に思えるなら、グループハグ・アプローチを検討すること。 ・経済的な安定はアインシュタイン・アプローチの要だ。稼げるスキルは、ほどよい仕事やビジネスにつなげやすい。 ・何年もトレーニングが必要な仕事に興味を持っても構わない。何年も勉強しなくてはならない分野で熱心に働きながら、毛色の違う有意義な趣味をたくさん持っているマルチ・ポテンシャライトな人は大勢いる。 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
働き方タイプ4 フェニックス・アプローチの最適な戦略
【フェニックス・アプローチの最適な戦略】 ・フェニックス・アプローチとは、ある業界で数ヵ月、もしくは数年働いて、方向転換し、新たな業界で新たなキャリアをスタートさせること。 ・この働き方は、興味を一度に一つずつ探求するのが好きなマルチ・ポテンシャライトの人に向いている。 ・フェニックス・アプローチでは通常、複数の分野をまたがることはあまりないが、別のアプローチと組み合わせれば、より多面的な働き方ができる。 ・フェニックス・アプローチの人の人生は、外から見たら支離滅裂ででたらめに見えるかもしれないが、それぞれのキャリアをつなぐ共通の楽しめる理由が存在することが多い。 ・転職の準備を始めるタイミングは、退屈し始めたときだ。不満が募り、仕事のことを考えただけで気分が悪くなるまで待っていてはいけない。 ・辞める前に新たなキャリアを構築しておくことで、美しい転身を目指そう。 ・新たな業界に参入するために、次の戦略を試そう。
・あなたが自発的に何かを始めるタイプなら、フェニックス・アプローチの自営業版である、「連続起業家」になることを検討するのも一案だ。 引用(一部改変):著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』 |
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実際に好きなことを仕事にするための最初の一歩は?
さて、ここまで読んできて、いかがでしょうか。
おそらく、このように思われた人もいるでしょう。
そうなんですよね…結局、理屈は分かっても、仕事に関して新たな一歩を踏み出すことが難しいんですよね。
でも、なんで難しいのでしょうか?
私は、その理由を次のとおり、考えてみました。
【仕事に関して新たな一歩を踏み出すことが難しい理由】 ①金銭面:今の仕事を辞めても生活ができるのかという不安がつきまとうから |
恐らく、多くの人が新しいキャリアを築くにあたって、「今の仕事の進退」を考えてしまうため、このような不安がつきまとうのではないかと思っています。
だけれども、新しいことは、いきなり大きな規模ではじめる必要は全くないのです。
だからこそ、私は、今の仕事を辞めずに、小さな規模で副業的にはじめることが良いのではないかと思っています。
本日紹介した著書の中でも次のとおりの記載があります。
マルチ・ポテンシャライトであることを支えてくれるキャリアを築くには、時間と実験が必要だ。
(中略)
たしかな収入源があれば、好きなことで「今すぐ稼がなくては」というプレッシャーがないから、自由に実験できる!
引用:著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』
本著では、「実験」というコトバが使われていますが、自分にとって好きなことであれば、今の仕事を辞めずに+αの仕事としてやったとしても、負荷はそこまで大きくないと考えています。
つまりは、「仕事としてやるのではなく、趣味の一環としてやって、楽しむ!」ということが大事なのではないかと思っています。
ただ、次の悩みを抱える人もいるかもしれません。
お気持ちは、よく分かります。
新しい仕事のビジョンも見えない中で、仕事に活かせるような自分の好きなことって、正直よく分かりませんよね…。
ただ、この点についても、本日紹介した著書の中で次のとおり述べられています。
大切なのは、人生全体を通して、「世の中にいい影響を及ぼせている」と感じられる「意義」を持つことなのだ。
(中略)
意義を感じた過去の活動を振り返る必要がある。どんな活動だったかではなく、なぜ楽しめたのかを、自問すること。何が自分を惹きつけ、イキイキした気分にさせたのだろう?
引用:著 エミリー・ワプニック/訳 長澤あかね『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』
ここにあるとおり、ヒントは自分の過去にあるということなんですね。
つまりは、「過去に意義を感じた活動において、なぜ楽しめたのかを自問したうえで、それに見合う活動を見つける」ことが大事なのではないかと思います。
私自身も既に実践しており、「人の悩みを解決したい」という思いと、「執筆したりデザインしたりするのが好き」という気持ちを掛け合わせて、その結果、本ブログ運営に至っています。
なお、既に趣味を持っている方は、好きなことを仕事につなげることはそんなに難しくないかもしれません。
以前に、本ブログにて、趣味を生産的なものにするための方法を記事にまとめておりますので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
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まとめ
・HSPの適職の条件の一つとして、「部署異動等の少ない専門的な仕事」が挙げられ、仕事にするのであれば、好きなことを仕事にすることが好ましい。 ・好きなことを仕事にするにあたっては、「マルチ・ポテンシャライト」の考え方に基づき、様々な仕事を経て、複数のスキルを得ていくキャリア観が参考になる。 ・「マルチ・ポテンシャライト」では、それぞれの人に合う働き方を4タイプ(①グループハグ、②スラッシュ、③アインシュタイン、④フェニックス)に分け、それぞれのタイプで、好きなことを仕事にするための戦略が異なる。(※自分に合う働き方と戦略を知りたい方は、こちらをクリックしてください。) ・実際に好きなことを仕事にするにあたって不安があるのであれば、いきなり大きくやろうとするのではなく、今の仕事を辞めずに、小さな規模で副業的にはじめることが望ましい。 ・また、仕事に活かせる自分の好きなことが分からなければ、過去に意義を感じた活動において、なぜ楽しめたのかを自問したうえで、それに見合う活動を見つけると良い。 |
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おわりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
以前、HSPの方々との対談で、オススメいただいた著書『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』をもとに、記事を書いてきましたが、意外と日本語訳が読みづらい部分もあり、今回は少しコトバを直しながらまとめてきました。
この本、何が面白いかって、自分の性格や適職診断というものはこれまでにもあったのですが、自分に合う働き方をタイプに分けて戦略を考察しているのが、これまでになく新鮮なんですよね!
なお、今回まとめてきた内容は、同著のさわりの部分であり、「もっと深く戦略を練っていきたい!」という方は、本当にオススメできる著書ですので、ぜひ読んでみてください!
「好きなことを仕事にする」ということは、誰もが憧れることだと思います。
特にHSPの人は、自分に合う仕事を見つけることが大事とも言われる中で、「好きなことを仕事にする」ことに憧れている人も多いのではないでしょうか。
でも、願望のままで年月が過ぎてしまい、モヤモヤしている人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、今回は「どのような方向に努力を振り向ければ、好きなことを仕事にすることができるのか?」ということに焦点をあてて、記事をまとめてまいりました。
実際に、「好きなことを仕事にする」ことは、とても難しくて、それ相応の努力も必要だと思います。
だけれども、一度きりの人生ですので、「好きなことを仕事にする」事も含めて、HSPの人が幸せに働けるような戦略を、今後も考えていきたいと思います。
また、HSPの人と対談を重ねて、「幸せな働き方を実現するためには、具体的にどうすればいいのか?」ということを、今後も追求していきたいと思います。(先日実施した、第1回対談で得られたことについても記事にまとめておりますので、気になる方はぜひ以下のリンクからご覧ください!)
【HSP対談vol.1】繊細な性格のHSPの人が向いている仕事や職場の特徴とは?上手な退職の仕方も
さて、今回はこの辺で終えたいと思います。
もし、今回の記事が、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。
それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!
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