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HSP働き方戦略室|明日から使える処方箋をあなたに。

内向型やHSPの長所を活かすためのピンポイント人脈術とは?

私(ぽん乃助)
今回は、「内向型やHSPの人の長所を活かした人脈術」と「仕事でつき合うべき人の特徴」をお伝えしていきます!

 

 HSPとは、生まれつき5人に1人は当てはまる、繊細で敏感な気質の人を指します。(詳しくは、こちらから解説をご覧ください。)

 内向型やHSPの人は、自分の内面に向き合うのが得意である一方で、たくさんの人と付き合うのは苦手な人も多いと言われます。

 ただ、内向型やHSPの人は、少ない人と深い関係を築くのは得意であるとも言われます。

 今までは、たくさんの人と付き合うことが「人脈」と思われてきましたが、今求められている「人脈」は少ない人と深い関係を築くことに変わってきているのです。

 今回は、「内向型やHSPの人の長所を活かした人脈術」「仕事でつき合うべき人の特徴」をお伝えしていきたいと思います。

 なお、今回の記事執筆にあたっては、竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』も一部参考にしております。




 

内向型やHSPの人の長所を活かした人脈術とは?

(1)「人脈=たくさんの人と付き合うこと」の時代は終わった

 みなさん、「人脈」というとどういう印象を持ちますでしょうか?

 恐らく、ビジネスの場において、自分の会社の枠を超えて、たくさんの人の知り合いがいることを「人脈」だと思っている人が多いのではないでしょうか?

 私は、「人脈」というコトバが、すごく嫌いでした。

 それは、たくさんの人と付き合うというのが苦手だということもありますが…。

 会社の中で「人脈がある」と呼ばれる人は、休みの日や終業後のひとりの時間を犠牲にしているし、何よりも本心を抑えてしまう人が多かったからです。

 恐らく、内向型やHSPの人の中でも、「人脈」というコトバ自体が嫌いな人も多いと思います。

 でも、実は従来のイメージであった、「人脈=たくさんの人と付き合うこと」の時代は終わりを迎えているのです。

 竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』では、その理由について、次のとおり書かれています。

【「人脈=たくさんの人と付き合うこと」の時代は終わりを迎えている理由】

①TwitterやFacebookといったSNSの発展により、個人が組織に頼らなくとも「本当に会いたい人」と人脈を築きやすくなったから

②インターネットの登場やテクノロジーの進化によって、個人がひとりで出来ることが格段に増えたから

引用:竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 今までは、組織単位でしか物事を動かせなかったため、接待で偉い人との関係を築かなければ、「人脈」を活かせない時代でした。

 でも、既にお仕事でご経験をされている方も多いと思いますが、名刺を交換した人の全員が、「人脈」として仕事を活かせるわけではありません。

 また、組織の意向によっては、自分にとって苦手な人とも付き合わなければいけないため、本心を出せずにイヤイヤ仕事をしている人も多いことでしょう。

 だけど、今の時代は、色んな意味で無駄が多かった「人脈=たくさんの人と付き合うこと」に拘る必要が無いのです。

 SNSを使えば、肩書き関係なしに会いたい人と会えるし、集客だってすることができます。

 組織しかできなかったことが、今では個人でもできてしまうのです。

 そこで今、ビジネスの現場で求められているのが、内向型やHSPの人が得意である「少ない人と深い関係を築く人脈」なのです!

 

(2)内向型やHSPの人の長所を活かす「ピンポイント人脈術」

 さて、竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』の中では、「少ない人と深い関係を築く人脈」のことを同著のタイトルのとおり、「ピンポイント人脈術」と呼んでいます。

 「ピンポイント人脈術」について、次のとおり、解説がなされています。

【「ピンポイント人脈術」について】

・直感的に「一緒にいて心地よい」と(本当に好きだと)思った人とだけつき合う

・苦手な人に対してはあえて無関心でいる

引用(一部加筆):竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 さて、従来までは、「好き嫌いで仕事をするな!」と言われることが、多かったと思います。

 でも、よく考えてみれば、今までも、仕事で選択肢が複数あったとき、どれも正しければ、好きな方を選ぶということはありませんでしたか?

 これ、実は会社の偉い人たちであっても、「好き嫌い」で経営判断をすることは、今までもよくあった話なのです。

 昔は、苦手な人であっても、仕事を進めるためには、仕方なくつき合わないといけないことは、当然として必要でした。

 でも、先述のとおり、テクノロジー等の進化によって、今は苦手な人と無理につき合わなくても、仕事ができるのです。

 むしろ、社内外の苦手な人と無理につき合う方が、心理的ストレスで仕事がうまく進められないことの方が多いのです。

 多分、この話を聞いた人の中で、「とはいっても、この話は一部の業界の人や独立して働く人に限ったことでしょ?」と思う人がいるかもしれません。

 ただ、これは、どんな会社で勤める人にも通ずる話だと私は思っています。

 今の時代は、スマホやPCがあれば、いつでも調べたい情報がインターネットで調べられるようになりました。

 恐らく、ビジネスの現場でも、仕事のためにスマホやPCで情報を得る…ということを、みんながやっていると思います。

 でも、昔はそれができなかったため、熟練した人に聞かなければいけなかったのです。

 そのため、苦手な人ともつき合う必要性があったのです。

 ただ、今は自分で調べられることが増えたので、人に聞く必要性も少なくなってきているのです。

 このように、情報の面だけで考えてみても、苦手な人と無理につき合う必要性が薄くなってきていることが分かると思います。

 だからこそ、本当に好きな人とだけつき合う「ピンポイント人脈術」が今後は有効であり、内向型やHSPの人の長所である「少ない人と深い関係を築くこと」が求められているのです。

 また、竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』では、人脈の面以外においても、内向的な人が今後におけるビジネスに強い理由について、次のとおり書かれています。

【内向的な人が今後におけるビジネスに強い理由】

①情報のフラット化:誰でもすぐに知識を手に入れられるようになり、心の内面の価値が高まっているから

②心の中の美意識を磨いている:オリジナルな考えや情念がクリアになっており、相手にぶつけることで革新的なアイディアが生まれるから

引用(一部加筆):竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 同著の中では、ビジネスの現場でときめく有名人にも、内向的な人が多いということで、具体的な事例も紹介されていました。

 繰り返しになりますが、今はビジネスの現場において、自分と徹底的に向き合うことのできる、内向型やHSPの人が求められているのです。

 さて、ここまでで、内向型やHSPの人が目指すべき「ピンポイント人脈術」では、本当に好きだと思った人とだけつき合うことが大事だということが分かりました。

 そこで、次に、つき合うべき人(本当に好きな人)の特徴を説明していきたいと思います。

 なお、「ピンポイント人脈術」では、苦手な人に対して無関心でいることも重要とされています。

 そのための具体的な方法は、以前にブログ記事にまとめたことがありますので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!

 

 

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内向型やHSPの人が仕事でつき合うべき人の特徴とは?

 さて、これまで説明してきた「ピンポイント人脈術」を踏まえ、内向型やHSPの人は、仕事で誰とつき合うべきなのか考えていきたいと思います。

 仕事で誰とつき合うべき人…それは、本当に好きな人で、かつ未来志向である人です。

 そこで、竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』を踏まえ、内向型やHSPの人が仕事でつき合うべき人の具体的な特徴を、次のとおり整理しました。

【内向型やHSPの人が仕事でつき合うべき人】

①旅先で感動を共有するために、LINE等で連絡をとりたい人

②「AIで人生がどう変わる?」「最近1万円何に使った?」等の質問をし、相手の回答との感覚が合う人

③一緒に散歩をしてみて、感覚が合う人

④YesとNoがハッキリしている人(「うん、でもね…」や「そうは言っても…」と口にしない人)

⑤既存の文化などを壊したいという改革思考を持っており、会話を大事にする人

参考:竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 恐らく、これらの条件が揃っている人であれば、長時間ともにしなければいけない仕事の現場でも、「色々と新しいことをやってやろう」という気持ちも湧くのではないでしょうか?

 これは、昔からですが、職場において一番大事なのは、人間関係といわれてきました。

 ただ、これまでは、職場の人間関係は選べないから、運に左右されることが多いともいわれてきました。

 でも、これからは、人間関係を選ぶことが大事な時代だと、私は考えます。

 

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つき合う人(=好きな人)との関係性を維持していくためには?

 さて、仕事では、つき合う人(=好きな人)との関係性を維持していかなければいけません。

 竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』では、まずは7人の「好きな人」を見つけるべきだと書かれています。

 この7人という人数が、長期間の関係性を維持するために、多からず少なからずの人数だからです。

 そして、好きな人との関係性を維持するためのヒントとして、次のとおり書かれています。

【好きな人との関係性を維持するためのヒント】

・好きな人が声を上げていたら、必ず振り向く

・SNSやnoteで発信を続ける

・違和感があること、面白いことをやり続ける

・アルコールに頼らない

・イベントに誘ってみる

・人に多く会う一時的な外向的期間を作って「人脈」を刷新する

・内向的な人のためのイベントを企画する

引用(一部加筆):竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 この記事を見ている方は、既に実践されている人もいるかもしれませんが、「好きな人との関係性を維持するためにやる」という意識を持ってやるのとやらないのでは、全然違ってくると思います。

 また、まだ実践されていない人は、ぜひ、自分にとってやりやすいところから始めてみてはいかがでしょうか?

 そして、同著の最後には、次のとおり書かれています。

磁石のN極とS極のように、どうしても相容れないときがある。

そんなときは別れましょう。その分、また新しい出会いが待っているのだと思います。

引用:竹下隆一郎(2019)『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』ディスカヴァー・トゥエンティワン

 私は、「昔は好きだった人も、合わなくなったらキッパリと別れる」ということも、とても大事だと思いました。

 それは、一緒に仕事をしていると、利害関係も変わってきて、相手への思いが変わることがあるからです。

 皆さんも、仕事に限らず、長期間つき合っていると、相手の色んな面が見えてきたり、自分の状況が変わってきたりして、相手とウマが合わなくなり、本心を出せなくなった経験はありませんか?

 そもそも、相手に気を遣って、本心が出せなくなってしまったら、「ピンポイント人脈術」の目的である心理的ストレスを軽減する…という点が、意味をなさないものになってしまうのです。

 だからこそ、「昔は好きだった人も、合わなくなったら別れる」ということは、すごく大事なことだと思います。

 

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まとめ

●内向型やHSPの人の長所を活かした人脈術とは?

・現在は、TwitterやFacebookといったSNSの発展により、個人が組織に頼らなくとも「本当に会いたい人」と人脈を築きやすくなり、インターネットの登場やテクノロジーの進化によって、個人がひとりで出来ることが格段に増えた。

・そのため、「人脈=たくさんの人と付き合うこと」の時代は終わった。その一方で、現在、ビジネスの現場で求められているのが、内向型やHSPの人が得意な「ピンポイント人脈術(少ない人と深い関係を築く人脈)」である。

・「ピンポイント人脈術」では、直感的に「一緒にいて心地よい」と(本当に好きだと)思った人とだけつき合い、苦手な人に対してはあえて無関心でいることが大事である。

 

●内向型やHSPの人が仕事でつき合うべき人の特徴とは?

・旅先で感動を共有するために、LINE等で連絡をとりたい人

・「AIで人生がどう変わる?」「最近1万円何に使った?」等の質問をし、相手の回答との感覚が合う人

・一緒に散歩をしてみて、感覚が合う人

・YesとNoがハッキリしている人(「うん、でもね…」や「そうは言っても…」と口にしない人)

・既存の文化などを壊したいという改革思考を持っており、会話を大事にする人

 

●つき合う人(=好きな人)との関係性を維持していくためには?

・まずは7人の「好きな人」を見つける

・好きな人が声を上げていたら、必ず振り向く

・SNSやnoteで発信を続ける

・違和感があること、面白いことをやり続ける

・アルコールに頼らない

・イベントに誘ってみる

・人に多く会う一時的な外向的期間を作って「人脈」を刷新する

・内向的な人のためのイベントを企画する

・昔は好きだった人も、合わなくなったらキッパリと別れる

 

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おわりに

 さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。

 私は、記事中にも書いたとおり、「人脈」というコトバが嫌いでした。

 それは、会社の中で「人脈」で生きている人が、自分ひとりの時間を犠牲にしているし、本心を抑えている人がとても多かったからです。

 でも、今日ご紹介した竹下隆一郎氏の著書『内向的な人のためのスタンフォード流ピンポイント人脈術』を読んだら、「人脈」の見方を180度変えることができました。

 読んだとき、あまりに感動して、Twitterにもこんな投稿をしておりました。笑

 この感動を皆さんにも伝えたく、記事にしてきた次第でございます。

 竹下隆一郎氏も同著内で書いているとおり、人づき合いが嫌いな内向的なタイプで、上昇志向も強くない人なのですが、限られた人脈で結果を出されている人なので、かなり説得力がありました。

 また、竹下隆一郎氏がスタンフォード大学で留学した経験や知識なども踏まえて書かれていたので、その点でも、説得力に磨きがかかっていました。

 今回は、記事として読みやすくするために、具体的につき合う人(=好きな人)へのアプローチの仕方や、一緒に仕事をしたりする際の留意点などについては、省略しています。

 この点の神髄を知りたい方は、ぜひ、同著を読んでみることをオススメします。

 読みやすい文章で、各章にまとめページもありますので、かなり読みやすいですよ!

 それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。

 もし、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。

 それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!

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プロフィール

 

名前:ぽん乃助

 

社会の荒波に揉まれ、猫の皮を被ることになった繊細な人間。世の人間たちの間では、繊細な気質のことをHSPと謳って色んな情報が溢れる中、猫の穿った目線で処世術のヒントっぽいことを呟く。猫パンチのない、穏やかな世界が好き。箱の中で生死を待つのではなく、箱の外に出ることを選択するシュレーディンガーの猫になりたい。

 

 

 

 

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