承認欲求が満たされなくて悩むHSPの人への教訓とは?
こんにちは、ぽん乃助です。
「あなたを幸せにする今日のコトバ」のコーナーです!
コトバは、人の気持ちをポジティブにもネガティブにも変えることのできる、すごい力を持ちます。
だからこそ、自分にとって良いコトバに出会えたときは、人生を幸せにするためのきっかけになったりします。
そこで、本コーナーでは、ポジティブな意味で私の心に刺さった偉人の格言や、キャラクターのセリフを紹介していきます。
では、早速、「あなたを幸せにする今日のコトバ」を紹介します。
たった一人の「いいね」があれば、本当は、いいのかもしれない。 【パイロットコーポレーション】新聞 2017年 コピーライター:飯田麻友(電通) |
これは、2017年に作られた、パイロットコーポレーションの新聞広告のキャッチコピーです。
このキャッチコピーには続きがあります。
たくさんの「いいね」がないと、少し不安になる。 簡単につながれる時代のせいなのかもしれません。でも、思うのです。 百を超える「いいね」より、たった一人に頷いてもらいたい時がある、と。 大切なあの人にだけ伝えたい、みんなとはシェアできない言葉。 一人を思い、一人に書く。文字にならない気持ちまで、にじんでくる。 そうして、もらえた返事は、きっと、かけがえのない「いいね」になるはずです。 【パイロットコーポレーション】新聞 2017年 コピーライター:飯田麻友(電通) |
このキャッチコピーは、文房具メーカーのパイロット社の広告で使われたものです。
パイロット社といえば、私の中高生時代は、「ドクターグリップ」という同社製のシャーペンを使っている人が多く居ました。
太くて持ちやすい形状で、振ることでシャーペンの芯が出るといったアイデア商品で、なんだか癖になる商品でした。
今でもあるのかな…と調べてみたら、当時とほとんど形状は変わらずに、愛用されている商品みたいですね。
私が中高生だった当時は、振りまくって壊している人がたくさんいましたが、今では耐久性が上がっているのかもしれません。
さて、そんな同社が「書く」ことを焦点にあてた広告で使われた、キャッチコピーです。
最近、「マウントを取る」といった、優越感を得るようなコトバが流行っています。
自分の周りでもそういう風潮が生まれていて、職場の人などを見ていると、承認欲求が過剰に強い人が多い…とよく思うようになりました。
この原因に、インターネットの進化によって、同時に多数の人と連絡が取れるようになり、仕事でもプライベートでも、色んな人からの見られ方を気にしなければいけなくなったからだと思っています。
わかりやすい例としては、SNSですね。
SNSでは、「いいね」などの他者承認が数字として可視化されているため、どうしても自分のつぶやきの反応が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
特に、繊細な性格のHSPの人は、他人の反応に対して気にしすぎてしまうところがあるため、人一倍、承認欲求が満たされない気持ちを持っている人もいるのではいでしょうか。
皆さん、「マズローの欲求5段階説」をご存じでしょうか?
これは、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(1908-1970)が、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものです。
次のピラミッド図で語られることが有名ですね。
このピラミッド図にある、一番下の「生理的欲求」が満たされると、人は更に上の「安全欲求」を求め、それが満たされると更に人は上を求めていく…、というのがこの図の説明です。
で、他人から認められたいという「承認欲求」は下から4番目の部分にありますが、現代人はこの部分が増大化して、下の図のようにバランスが崩れているのではないかと思います。
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でも、実は多くの人に認めてもらえることはほとんどなく、むしろ自分を認めてくれない人がいるのは当然な話なのです。
逆に、しっかりと自分を認めてくれる人がいるのにもかかわらず、大勢の人に認められないと欠乏感を感じてしまう人は、日々に幸せを感じられない人も多いです。
ちなみに、私がうつ病のとき、カウンセラーと次のような会話を交わしたことがあります。
この会話からも分かるとおり、みんなから認められようとするのは、ストレスで自分の神経をすり減らすことにもつながってしまうのです。
さて、今回のキャッチフレーズに戻ってみましょう。
インターネットが発達し、コミュニケーションが簡易になったこの社会だからこそ、自分にくれた「いいね」の”数”ではなくて、「いいね」の”質”を重視しなければいけないのだと思います。
私は、うつ病になったときに気づいたことは、自分が窮地に追い込まれれば追い込まれるほど、他人は自分のことを助けてくれないと言うことでした。
自分のことを本当に思ってくれている人は世の中にほとんどいませんし、大事にしなければいけないのです。
だからこそ、自分に心の底から「いいね」とよせてくれる人にしっかりと期待に応えていくことで、素晴らしい人間関係を構築でき、結果的に自分の承認欲求を適切に満たしてくれることにつながるのではないかと思っています。
それでは、改めて、今日ご紹介したキャッチコピーをお伝えしたいと思います。
たった一人の「いいね」があれば、本当は、いいのかもしれない。 |
もし、この記事を見ていただいている皆さんにとっても、心に刺さるコトバであれば、大変幸いです。
なお、今回したお話は、人間関係に悩んでいる人にも通じる部分があります。
以前、苦手な人とうまく付き合うための方法をブログ記事にまとめましたので、気になる方は、ぜひ以下のリンクからご覧ください!
人間関係に悩むHSPの人が苦手な人とうまく付き合うためのたった1つの方法は?
さて、今回はこの辺で、終わりたいと思います。
では、次回も、よろしくお願いいたします!
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