5分で分かる就活の適性検査の内容と対策!落ちる理由も解説
繊細で敏感な性格のHSPの人は、その性格がゆえに、人間関係が複雑だったり労働環境が過酷だったりすると、人一倍疲れを溜めてしまい、仕事で悩みを抱える場合が多くあります。
また、最近は「ブラック企業」というコトバも当たり前に使われるようになりましたが、労働環境があまりに過酷な企業も明るみに出るようになってきて、HSPの人に限らず、多くの人が自分の働き方について悩みを抱えていることでしょう。
そんな中で、学生の皆さんが自分の将来を考えるにあたって、「どのような仕事につけばいいのだろう?」という思いの中で、より適職に就くことができれば…と考えている人も多いと思います。
そこで、就活の時期に近づいてきたこともあり、あなたがより適職に就くための情報をお伝えしたいと思います。
今回は、自分の経験も踏まえ、企業の就職試験の一環である「適性検査」について解説したいと思います。
適性検査とは?
就職活動における適性検査とは、主に筆記テストやWebテストを用いて、受験者の能力や性格を判定し、採用の判断材料にするものです。
判断基準は企業により異なります。
例えば、受験者が多い大企業の場合は、人数の絞り込みを目的として、社会人としての教養と知識力の判断に用いている場合があります。
また、職種によりますが、専門知識を問う問題が出題されることもあります。
さて、適性検査は、主に能力検査と性格検査の2種類に分かれます。
能力検査では、基礎学力があるかどうか、一般常識が備わっているかどうか、効率的に物事を考えられるかどうかなどが見られます。
性格検査では会社に入ってから、コミュニケーションを円滑に進められるかどうか、向上心があるか、ストレス耐性があるかなどが判断材料となる場合があります。
就活では適性検査がおこなわれることが多いですが、苦手意識を持つ人は少なくありません。
適性検査を攻略するには、事前にその対策をしておくことが重要です。
まず、適性検査の内容やその特徴などを理解しておく必要があり、正しく理解できていないと、失敗する可能性もあります。
そのため、適性検査について正しく知ったうえで、対策をしましょう。
スポンサーリンク
適性検査をおこなう企業の狙いとは?
適性検査の対策をする前に、まずは、企業がなぜ選考の一部に適性検査を取り入れているのかを事前に知っておくことが重要です。
選考において、適性検査を採用している企業は多いのですが、すべての企業が実施しているというわけではありません。
面接と違い必須ではない選考方式なので、実施されるからには理由があります。
実施している理由や企業の意図、狙いを正しく把握することで、適性検査の理解がより深まり、選考対策にも繋がります。
適性検査は学力テストと同じで、点数から最低限の基礎能力が見られます。
新卒採用においては、ポテンシャルを重視して採用が決定する傾向にあります。
しかし、これは基礎能力が必要ないというわけではありません。
ポテンシャル重視でも基礎能力があればそれに越したことはありません。
基礎能力を示せれば、高い評価を得られます。
適性検査で見られているのは、能力であり、学歴ではないということを理解しておきましょう。
いくら学歴が高いといっても、適性検査で能力を示すことができなければ、評価は低くなってしまいます。
逆に言えば、学歴が低くても、高得点を示せば合格の可能性はあります。
また、適性検査には、性格を判断する目的もあるので、その結果から企業との相性も判断されます。
企業と学生の相性は非常に重要で、能力が高くても相性が悪ければ活躍できない可能性もあるのです。
相性の悪い企業に就職してしまうと、学生と企業の双方にデメリットがあります。
もし能力の高さを示すことができても、学生の性格が企業が求める人材像と異なれば、不合格になる場合もあります。
適性検査は、応募者のふるい落としも目的のひとつなので、応募者の多い選考の早い段階で実施されることが多いです。
適性検査ではボーダーラインが設定されていることが多く、その基準に到していなければその時点で不合格になるので注意しましょう。
ボーダーラインの設定は企業ごとに異なち、具体的な数値は公表されていません。
それぞれ点数の違いはありますが、ボーダーラインを超えることが条件であることは共通しているので、まずはそれを超えれるように対策しておく必要があります。
スポンサーリンク
適性検査の種類は?
会社の採用試験でよく使われている適性検査が次の3種類です。
これらは、どれもネットや書籍で対策を行えます。
【会社の採用試験でよく使われている適性検査】 ① SPI検査…リクルートマネジメントソリューションズ社が作成した就職採用のためのテスト |
また、目的別にマイナーな適正検査も多く存在します。
【マイナーな適性検査例】 ① CAB…日本SHL社が作成するテストで、SEやプログラマーなどに必要な能力を測るコンピュータ職適正判断テスト など |
スポンサーリンク
就活の適性検査で落ちる理由とは?
(1)能力検査で落ちる理由(準備不足)
適性検査は選考の中でも初期におこなわれることが多いので、不合格になれば就職するチャンスが閉ざされてしまう可能性が高いです。
先述のとおり、適性検査には能力検査と性格検査の2種類があり、それぞれの試験で落ちる可能性があります。
まずは、能力検査(基礎学力を測るテスト)で落ちる理由を解説します。
能力検査で落ちる理由は、準備不足であることが多いです。
事前の対策をしておかなければ高得点を獲得するのは難しいです。
場合によっては、ボーダーラインにすら届かないということもあります。
適性検査の種類によって難易度は違いますが、全体の平均で見れば、問題自体はそれほど難しいわけではありません。
しかし、適性検査は時間制限があり、問題の量に対して時間が短い場合が多く、高得点を取るためには、正しい答えを瞬時に判断し、さくさくと効率よく進めなければなりません。
解答の正確性やスピードは、事前対策によって身に付くので、それが準備不足だとこれらが身に付かず不合格になる可能性は高くなります。
(2)性格検査で落ちる理由(統一性のない解答)
性格検査で不合格になる理由は、統一性のない解答をしたということが、ひとつに考えられます。
性格検査は回答の選び方次第で自分を魅力的に見せることができます。
魅力的な人物像をアピールすれば好印象を与えやすいですが、本来の自分とかけ離れた回答を選んでいると、どこかで矛盾することが多いです。
適性検査で嘘をついていると判断されれば、信用はなくなり大きくマイナスの印象を与えてしまいます。
そのため、性格検査は矛盾しないことが重要です。
嘘をつかずに正直に答える様に心がけましょう。
スポンサーリンク
適性検査の対策とは?
(1)能力検査の対策(事前の試験対策を大事に!)
能力検査は、回答の正解・不正解はもちろんですが、制限時間内にいかに多くの問題に取り組んだかということも重要なポイントとなります。
時間内での作業スピードも能力のひとつと捉えられるからです。
そのうえで心がけたいのが、事前準備です。
能力検査は性格検査と違い、参考書や参考サイトなどを活用し、事前に問題の内容や回答例を把握し、練習しておくことができます。
受験勉強と同様に、過去問題を解いてしっかり傾向と対策を知っておくことが大事です。
(2)性格検査の対策(ありのままの自分を大切に!)
性格検査は、虚偽の回答をせず、普段の自分をイメージして素直に回答することが大切です。
性格検査には、「ウソをついていないかチェックする問題」、「似たような問題をあえて散りばめて、回答の矛盾から虚偽性を見極める問題」も含まれています。
そのため、ウソをついている可能性があると、企業にマイナスイメージを持たれる可能性もあります。
スポンサーリンク
おわりに
本ブログでは、繊細で敏感な性格であるHSPの人に向けて、普段はライフハック術やメンタルケア術について、お伝えしています。
ただ、「働きやすさ」を目指すことをテーマに掲げているブログでもあるため、今回は学生の就活時期にも近づいてきたこともあり、いつもと趣向を変えて情報をお伝えしてきました。
実は、自分が学生を卒業し、就活を迎えたのは約5年前ほどになります。
そのため、社会人生活の大変さも分かってきましたし、就活の大変さも勿論のこと知っています。
今回は、就活の適性検査についてお伝えしてきましたが、案外この適性検査は、就活生が対策を怠りやすいものだと思っています。
なぜなら、対策していなくても余裕な人とそうでない人が、真っ二つに分かれてしまうからです。
だから、自分は対策しなくても余裕だろうとたかをくくると、痛い目をあう人もいるのです。
そのひとりが私でした…。笑
せっかく、自分がやりたい仕事が見えてきても、面接試験に行く前に適性検査で落ちてしまうと、悔やんでも悔やみきれません。
就活のときは、企業研究や自己分析などやらなければいけないことがたくさんあると思いますが、私の経験上、適性検査対策もしっかりやっておいた方がよいと考えています。
そのため、そろそろ就活の記憶が薄れはじめてきたころに、改めて情報をまとめてみました!
それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。
もし、今回の記事が、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。
それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。