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HSP働き方戦略室|明日から使える処方箋をあなたに。

不安な音が鳴り響く緊急地震速報に意味はあるのか?

私(ぽん乃助)
緊急地震速報に起こさてしまったので、今日はこちらについて考えていきたいと思います。

 本日10月4日、茨城県南部および千葉県北東部で震度4の地震が起き、緊急地震速報が発信されました。

 さて、私はあの不安になる音を聞き、もの凄い勢いで起こされてしまい、眠れなくなってしまいました…。笑

 私はふと、こう思ったのです。

 「緊急地震速報はうるさいだけで、意味がないのでは?」と思っている人がいるのではないかと…。

 それでは、そんな方に向けて、緊急地震速報の有効性について、説明したいと思います!

 

緊急地震速報とは?

(1)緊急地震速報の仕組みについて

 さて、小中学校の理科で習った地震の話を思い出してください。

 地震には、P波という小さい揺れとS波という大きい揺れがあります。

 そして、P波はS波よりも伝わるスピードが速い性質を持ちます。

 逆に言えば、S波はP波よりも、伝わるスピードが遅いと言えます。

 緊急地震速報の仕組みは、小さい揺れでスピードの速いP波をいち早く検知し、大きい揺れのS波が来る前に、国民の皆さんに速報として通知するのが、ざっくりとした仕組みの説明となります。

 とはいえ、P波とS波の伝わるスピードは、そこまで時間差はありませんので、検知してすぐに国民に伝えるって冷静に考えてすごい仕組みですよね。

 この仕組みを実現している裏では、全国約270箇所の地震計に加え、全国約800箇所の地震観測網を利用しているとのことです。

 おそらく、この仕組みに使われている地震計はとんでもなく高価なものが使われていると思いますが、以下のように簡易実験用の地震計もあるようです。笑

(2)あの不安な音の正体について

 あの音は、伊福部 達(いふくべ とおる)さんという、日本の工学者(音響学と電子工学・医療工学の境界分野、東京大学名誉教授)によって作られました。

 かの有名な『ゴジラ』のテーマ音楽を作った伊福部 昭(いふくべ あきら)さんの甥でもあります。

 音を作るにあたっては、以下の条件を満たすことを考えていたそうです。

<緊急地震速報の音の特徴>

①緊急性を感じさせる
②不快や不安を与えない
③騒音の中でも聞くことができる
④難聴者も聞ける
⑤どこかで聞いた音ではないこと。

 この音は、『ゴジラ』のテーマ音楽から作ったという噂も一時期あったそうですが、実際には、『シンフォニア・タプカーラ』第3楽章冒頭の和音を参考に作られたそうです。

 『ゴジラ』つながりでは、昨今流行った映画である『シン・ゴジラ』でも、災害をテーマに扱われたのが印象に残りますね!

 

 

緊急地震速報に意味はあるのか?

(1)あの不安な音がもたらす心理的効果について

 災害時の心理に関する説明では、「多数派同調バイアス」と「正常性バイアス」という、人間の心理状態を表すコトバが必ず出てきます。意味は以下のとおりです。

<多数派同調バイアス>

過去経験したことのない出来事が突然身の回りに起きたとき、周囲の人と同じ行動を取ってしまう心の働き

<正常性バイアス>

人間が予期しない事態に対峙したとき、「ありえない」という先入観や偏見(バイアス)が働き、物事を正常の範囲だと自動的に認識する心の働き

 さて、これらの心理はストレスから身を守るために備わった人間の機能なのですが、災害においてはマイナスに働いてしまうのです。

 2003に韓国・大邱市の中央路駅で発生した、韓国地下鉄火災事件では、200名の尊い命を失っています。

 この事件の公表された写真では、車内に煙が充満しているのにもかかわらず、誰も逃げる様子を見せなかった状況が判明しました。

 これは、先述の人間心理が働いたことによって、このような事態を招いたといわれています。

 東日本大震災のとき、津波の避難に遅れてしまった方が多かったのも、この人間心理が働いています。

 さて、こういった人間心理が働く中、自分の中の危険スイッチを入れてくれるのが「音」なのです。

 実は、あの不安な音は、人間心理によって生まれる慢心から目覚めさせてくれる効果があるのです!

 

(2)あの音を聞いたら何をすればよいのか?

 さて、あの不安な音を聞くと、「何かしなければ」という不安に駆られるものの、焦りもあるので冷静な行動がとれない…という方もいらっしゃると思います。

 それでは、冷静な行動をとるためにはどうすればよいのか…?

 それは、「あの不安な音を聞いたときに、何をすれば良いのか?」ということを決めてしまうことが大事です。

 私は、とにかくあの音が鳴ったら、倒れてくるもの(家の中であれば家具など、外であればブロック塀など)から身を守ると決めています。

 それは、阪神淡路大震災では、亡くなった方の3/4が圧死だったためです。

 そのため、先ほど鳴った緊急地震速報も、聞いた瞬間に机の下に隠れました。

 「防災の基本は何か?」と言われることがよくあります。

 それは、有事のために備えておくことと、「こういうことが起きたら、こうする」といった有事の時のイメージトレーニングをすることだと、私は思っています。

 だからこそ、緊急地震速報を有効活用するためには、「あの不安な音を聞いたときに、何をすれば良いのか?」ということをあらかじめ決めることが大事なのです!

 

おわりに

 「緊急地震速報」と検索したら、「小さくする方法」「消す方法」という関連キーワードがあわせて出てきたため、本記事を書きたいと思いました。

 「緊急地震速報」が有効に働いた事例はまだ少なく、恐らく、誤報が発生したときの印象が多くの人に根付いているのではないかと思います。

 そのため、あの不安な音自体をシャットアウトしたいと思う方も多々居るのではないかと思います。

 しかし、心理学的観点から、あの不安な音は頭を災害に備えるモードに切り替える有効策ということが、今回の記事で分かったのではないでしょうか。

 そして、是非、「あの不安な音を聞いたときに、何をすれば良いのか?」ということを決めて、次に緊急地震速報を聞いたときに、実際に行動に移してみてください。

 恐らく、「自分は冷静に行動できた。」という自信にもつながり、有事のときのみならず、平時のときでも、動揺したときに冷静に行動することのできる力が付くのではないかと思います。

 ちなみに、防災心理学を詳しく知りたい方は、是非、以下の本をご参考ください。

 私は、防災関係の仕事をしておりますが、かなり分かりやすく、そして重宝した本です!

 

 さて、今回はこの辺で終えたいと思います。

 もし、今回の記事が、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。

 それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!

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プロフィール

 

こんにちは、ぽん乃助と申します。
東京都出身、20代後半の会社員(男)です。

 

社会人1年目の時にパワハラを受け、うつ病になってしまい、その時を境にメンタルヘルスや心理学の分野に興味を持ちました。

 

その後、自分がHSP(=敏感・繊細な人)であると分かってから、同様の悩みを抱えている人に、何か有益な情報を与えたいと決意しました。

 
 

 
 

 

 

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