人間関係に悩むHSPの人に読書を勧めたいたった1つの理由とは?
HSPとは、生まれつき5人に1人は当てはまる、繊細で敏感な気質の人を指します。(詳しくは、こちらから解説をご覧ください。)
そして、私もHSPのひとりです。
さて、HSPの人は生まれつきの気質がゆえに、日常生活や仕事の中の人間関係で生きづらさを感じやすいと言われています。
そんなHSPの方に、人生を豊かにするためにおいては、読書の習慣をつけることをオススメしたいと思っています。
その理由は、たった1つです。
今回はその理由を記事にまとめましたので、ぜひ、最後までご覧ください!
この記事の目次
人間関係に悩むHSPの人に読書を勧めたいたった1つの理由とは?
社会で生きていると、「読書をした方が良い」と言われることがとても多いです。
親・学校の先生・上司など、色んな人から言われてきた…という人も多いのではないでしょうか。
私も色んな人から言われてきましたが、読書がそもそも好きではなかったため、なかなか読書を習慣化することができませんでした。
そんな人も多いのではないでしょうか?
おそらく、読書をしない人は、読書をする理由が分からない人が多いのではないでしょうか?
逆に言えば、読書をしなくても生きていけるからではないでしょうか?
読書には色んなメリットがあります。
人によって言うことも違います。
だけど、私がHSPの人に読書をオススメしたい理由は、たった1つです。
それは、「違う考え方や感じ方を持つ他人と一緒に過ごす中で、自分自身を保つことにつながる」からです。
さて、HSPの人は、繊細で敏感な気質を持つために、次の特徴を持つと言われています。
HSPに共通すること(一部抜粋)
・心の”境界線”がもろい
私たちは「自分は自分、人は人」と自他を区別するための目には見えない境界線を持っています。しかし、HSPの場合はこの境界線が薄いことにより、他人の考えや気持ちが流れ込んで心の中がいっぱいになってしまうことがあります。・人の影響を受けやすい
HSPは一緒にいる人の表情や声のトーン、身ぶりなどの小さなことから相手の気持ちを読みとってしまいます。また、人の言葉を真に受けて巻き込まれやすいのです。
・自己否定が強い
自己肯定感が低いので、いつも「自分の責任かも」と考えてしまう傾向にあります。自分より他人を優先して考えてしまうために、本当の自分がわからなくなっているのです。
引用:長沼睦雄(2016)『敏感すぎて生きづらい人の明日からラクになれる本』永岡書店
HSPの人は、これらの特徴があるため、他人の考え方や感じ方に飲み込まれやすく、自分自身を保てずに悩む人も多いのではないかと思います。
それが、自己肯定感の低下にもつながり、生きる意味を見失ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
私は、HSPの人がこの状況に陥りやすい理由は、あまりに敏感で繊細で主観的になりやすいからだと考えています。
逆に言えば、HSPの人が客観的な視点も持つことができるようになれば、生きづらさの改善につながるのではないかと考えています。
そして、客観的な視点を持つために大事なことは、他人の考え方・感じ方に触れまくるということが一番の近道だと思っています。
そのため、私はHSPの人に、手っ取り早く他人の考え方・感じ方に触れるために、読書をオススメしたいと思うのです。
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読書をするとどういう効果があるのか?(HSPの私自身の経験より)
さて、私は昔までは読書嫌いでしたが、読書が習慣になってから5年が経ちました。
また、YOUTUBEなどでも、以前はエンタメ系の動画をよく見ていましたが、今は本の要約や勉強系のコンテンツなどをよく視聴するようになり、他人の考え方・感じ方に触れる機会を増やすようにしています。
そのきっかけは、上司のパワハラでうつ病(死に近い)経験を経て、自分を変えざるを得ない状況になったからです。(人間はなかなか自分を変えられない生物ですが、死に近い経験をすると変えることができる人が多いそうです…がこの話は長くなりますので、今後、別途記事にするかもしれません。)
そんな私の経験や教訓は、以前に記事にまとめたことがありますので、気になる方はぜひ、以下のリンクからご覧ください。
さて、読書をする前と後を比べて、一番変わったのは、否定的なことや悪口などの傷つく言葉を言われた後の思考が変わりました。
具体的には次のとおりです。(私の実経験です。笑)
(Before)読書の習慣がなかったときの自分
(After)読書を習慣化している今の自分
読書の習慣がなかったときは傷つく言葉を言われると、すぐに主観的になってしまい負の気持ちに陥ってしまったのですが、今は相手の考え方や感じ方を客観的に考えることで主観性(負の気持ち)が薄まり、具体的に何をしなければいけないのかという思考に変えられるようになったのです。
そう、つまりは、読書で他の人の感じ方や考え方を触れるうちに、実際の生活や仕事で他人の考え方や感じ方が理解できるようになってくるのです。
私はHSPの思考として、共感性を大事にすると言うことは、最強の長所につながり得ると思っています。
その一方で、敏感で繊細のため、主観的になりやすいということは、短所につながりやすいとも思っています。
なので、HSPの人は客観的視野を持てるようになれば、自分の感情をうまくコントロールできるようになり、生活や仕事も豊かになる人も多いのではないかと思います。
そして、客観的視野を持つにあたって読書はとても有効だと、私は身をもって経験したため、皆さんにお伝えしたいと思いました。
ちなみに、HSPの共感性を仕事の長所にするにあたって必要なスキルを、以前にブログにまとめたことがありますので、気になる方はぜひ、以下のリンクからご覧ください。
HSPの高い共感力を仕事に活かすための2つの必要スキルとは?
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読書嫌いでも、読書を習慣化する方法や読書の効果を最大化する方法とは?
さて、読書をはじめれば、すぐに思考が変わるのかというとそうではありません。
何事も続けないと効果が出ないように、読書も続けないと効果が出ません。
インターネット通販で「この本を読んだら見方が変わりました。」というレビューを見ることもありますが、きっとその人は、読書を続けてしてきた人であり、他の知識や経験がつながったため、見方や思考を変えることにつながっているのだと思います。
ただ、すぐに効果が出ないのに、読書を続けるというのは難しいですよね。
読書が嫌いな人にとっては、なおさら大変ですよね。
それでは、読書嫌いな私でも、読書を習慣化できた方法をお伝えします。
それは、読書しかできない環境と時間を、生活の中に組み込むことです!
私は、これしかないと思っています。
どうしても、私生活や仕事が忙しいと、時間がとれない人も多いかと思います。
でも、この「時間がとれない」というのは、読書の時間だけではなく、自分が読書をするまでのやる気を出す時間も含めてのことを言っているのだと思います。
なので、読書しかできない環境と時間を一日の中で作ることで、嫌でも読書をするというわけです。笑
私は、基本的に定時で帰れる仕事ではありませんが、会社が終わった後、必ず喫茶店に寄って読書を作る時間を作っています。
こんな感じで続けていると、いつのまにか習慣化しています。
ちなみに、読書に限らず、良い習慣を一日の中で組み込むと日々の疲れを軽減することにもつなげることができます。
以前にこのことについて、ブログ記事にまとめたことがありますので、疲れやすさで悩むHSPの方はぜひ、以下のリンクからご覧ください!
また、読書をしても、なかなか頭に残っていなかったり、せっかく読んでも無駄に終えてしまうこともあります。
それでは、読書をした後に、知識を頭に定着するためにはどうすれば良いのか?
それは、アウトプットをすることです。
例えば、読んだ本の中で、良いフレーズや参考にできそうな知識があれば、自分の考え方や感じ方と一緒にSNSなどで発信すると頭に残りやすくなるのです。
読書の効果を最大限に高めるためには、何よりもアウトプットが大事です。
このことについて、以前に詳しくブログにまとめたことがありますので、気になる方はぜひ、以下のリンクからご覧ください。
メンタルやコミュ力を30倍速で強化する心理学本の読み方とは?
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まとめ
●人間関係に悩むHSPの人に読書を勧めたいたった1つの理由とは?
●読書をするとどういう効果があるのか?(私の経験より)
●読書嫌いでも、読書を習慣化する方法や読書の効果を最大化する方法とは?
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おわりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
私は、HSPになる前から「生きづらさ」に悩んでいました。
そして、自分をHSPだと知り、「生きづらさ」をどう改善するのか…ということを考えてきました。
私は、特に人間関係で「生きづらさ」を感じていたのですが、その原因のひとつは、他人の考え方や感じ方を許容する範囲が狭いことにあったと思っています。
そもそも、私はうつ病で苦しかったときに、何とか壁を打破しようとやったひとつが「読書」でしたが、今になっては大きな財産になっているので、皆さまにもお伝えしたいと思い、今回は記事にしてまいりました。
もし、読書をしていないHSPの人はぜひ、読書の時間を作ってみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。
もし、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。
それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!
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