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HSP働き方戦略室|明日から使える処方箋をあなたに。

HSPのブロガーやSNSでの発信者が絶対に守るべき3つのルール

私(ぽん乃助)
今回は、HSPのブロガーやSNSでの発信者が批判から身を守るための3つのルールをお伝えしていきます。

 

 HSPとは、繊細で敏感な気質の人を指します。(HSPの詳しい解説は、こちらからご覧ください。)

 HSPについては、テレビでも取り上げられるようになり、多くの人の間でも知られるようになってきました。

 そのため、HSPに関してブログやSNSで発信をする方も、非常に多く見受けられるようになりました。

 そして、HSPについて、自分のビジネスに使う方も多く見受けられます。

 私もブロガーの一人として、2年半前からHSPに関する発信を続けていますが、HSPに関する常識が変わってきました。

 特に最近では、当初HSPの概念を広めた心理学者であるエレイン・アーロン氏が発信してきたHSPの考えられ方(例えば、HSPは生まれつき5人に1人いる 等)が、大きく変わってきています。

 そして、HSPの日本人の研究者たちが2020年11月に、HSPに関して正確で分かりやすいサイトをオープン(以下リンク参照)したため、今後HSPに対する捉えられ方は、大きく変わっていくことになると思います。

 

 

 その中で、HSPのブロガーやSNSでの発信者の見られ方が少し変わってきており、今までのやり方を貫いていると、大きく批判を受ける可能性が出ています。

 そう、目には見えていませんが、HSPのブロガーやSNSの発信者は今までとは違い、立場が危ぶまれていると私は考えています。

 既に私の周りでも、HSPのブロガーやSNSでの発信者が他者から批判を受ける例が多いようですが、私は3つのルールを守ることで批判を受けることを最小限に抑えられています。

 そこで今回は、「HSPのブロガーやSNSでの発信者が批判から身を守るための3つのルール」について、お伝えしていきます。

 ぜひ、最後までご覧ください!




 

HSPのブロガーやSNSでの発信者の立場が危ぶまれている理由とは?

 さて、最近はHSPに対する考えられ方が変わってきており、「HSPは環境の影響を受けやすい」とは言えるものの、「HSPは生きづらい」ということは事実誤認を生む可能性が出ています。

 しかし私が見るに、HSPのブロガーやSNSでの発信者は、「HSPは生きづらい」という前提のもと、発信している人が多いように思います。私もそうでした。

 ただ最近は、日本人研究者がこうしたHSPの誤認について、SNS等で普及していらっしゃることにより、「今まで抱いていたHSPへの考え方が間違っていた部分もある」という意識が広がってきています。

 先日、私はこんなツイートをしました。

 別に統計を取っているわけではないですが、私がこれまでインターネットを長くやってきて思うのは、これまで肯定派に居た人が自分の立場が危うくなると、すぐに手のひらを返す人が現れるように思います。

 そして、Twitterなどを見ていても、インターネットでは事実を間違って言っている人に対して、過度に攻め立てる場面も見て取れます。

 そんな中で、今の状況を踏まえると、ブロガーやSNSでの発信者がこれまでどおりのやり方で発信していると、批判を受ける可能性があり、立場が危ぶまれていると思っています。

 特にHSPとビジネスをつなげている人は、「胡散臭い」というレッテルを貼られる風潮にあるように思えます。

 この状況を踏まえて、Twitterではこっそりプロフィールや名前から、「HSP」という言葉を削除している人も結構多いように見て取れます。

 「今は批判を受けていない!」と自信のある発信者もいるかもしれませんが、私もそうでしたが、長く発信を続けていると少なからず批判を受けるようになります。

 ただ、同時期(2~3年前くらい)にHSPの発信を始めた人に比べると、私は批判を受けることが少ないように思っています。

 その理由は、私が情報を発信するにあたって、いくつか気をつけていることがあるからだと思っています。

 そこで、HSPのブロガーやSNSでの発信者が批判から身を守るための、特に大事だと思う3つのルールをお伝えしていきます。

 

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HSPのブロガーやSNSでの発信者が批判から身を守るための3つのルールとは?

(1)「事実」と「感想」を明確に分け、「感想」は断言しない

  私のブログを既にご覧になっていただいている方は分かると思いますが、他のブログと比べると、著書や論文からの引用部分が多めになっています。

 これは、「どこまでが事実と言えそうなのか?どこからが感想になるのか?」ということについて、明確に線を引くためです。

 そして私は、「事実」を文献の引用などで明確にしたうえで、自分の考えや感想については「~だと思う」「~だと考える」と言うようにしており、断言しないようにしています。

 私のSNSをご覧になっている人は分かると思いますが、断言で主張することが少ない(回りくどい表現が多い)のは、「事実」と「感想」を明確に分けるためです。

 最近は文化として失われてきてしまいましたが、2ちゃんねるがすごく流行っていた時は、何か掲示板で情報を発信したら「ソースは?」と聞かれる文化がありました。

 つまり、「その情報が本当に事実なのか?」と言うことを確認するためにも、情報源(ソース)を聞く文化にあったわけです。

 ただ、最近はその文化が失われつつあり、SNSの普及に伴い、情報の事実さよりも共感(いいね)の数のほうに重点が置かれているように感じます。

 HSPのことについて発信をしている方を見ていても、「事実」よりも「共感」を重視して情報発信する人が多いように思えます。

 説得力のある立場の人(一部の精神科医など)でも、HSPに関して事実でないことや感想であっても、断言の形で言う人がいます。

 どうしてこういうことが起きるかと言うと、断言の形で言い切らないと、共感されづらくなってしまうからです。

 もちろん、「見られるか・見られないか」というのは情報の価値を左右するため、「共感されるかどうか」ということはすごく大事なんです。

 ただ、自分のフォロワーが味方についているときは、共感されてさえいれば誤ったことを伝えていても、批判から自分を守ってくれます。

 だけれども、長い間インターネットを見ていて思うのは、事実と誤っていることを言い続ける人は、どこかの時点で批判を受ける立場に回り、味方だと思っていた人が敵に回っている事例が多々あります。

 そして、心の問題はセンシティブなので、事実と違うことを言ってミスリードすることで、情報を見ている人たちにとって悪い方向に導く可能性もあります。

 おそらく、HSPのブロガーやSNSでの発信者の多くが、ミスリードをしたいと思って情報発信しているのではないと思います。

 だからこそ私は、「事実」と「感想」を明確に分けて「感想」は断言しないというルールは、とても大切だと思うのです。

 

(2)「真摯に対応すべき批判」と「無視してもよい批判」を区別する

 基本的には前述のルールを守ることで、批判を最小限に食い止められますが、それでも批判を受けることは必ずあります。

 その批判に対しては、どのように対処すればよいのでしょうか?

 この話に関連してきますが、最近、SNSでは「クソリプ」という言葉をよく聞きます。

 Webilio辞典によると、クソリプと言う言葉は「主に Twitter やインスタグラムなどのSNSにおいて、リプライ(特定のツイートに対する返信・応答)のうち、内容がまったく見当外れであったり気分を害するような言葉が含まれたりするなど、罵倒したくなるリプライを指して用いられる語の総称」のことを指すようです。

 ただ、この言葉が流行り始めて、一つ気になることが出てきました。

 それは、自分の主張に対して批判があったときに、何でもかんでも「クソリプ」と言って一蹴しているケースです。

 つまり、自分にとって都合が悪い批判については、すべて聞き入れないということです。

 ただ、情報発信するにあたって、批判意見を全く受け入れないというのはとても危険だと思っています。

 もちろん私もそうですが、ブログやTwitterで頻度高く発信する人は正式な検閲が入るわけではないので、いくら気をつけていても、発信する情報に誤りがある場合が必ずあるからです。

 そこで私は、批判は批判でも、「真摯に対応すべき批判」と「無視してもよい批判」を区別しています。

 具体的には次のとおり、区別しています。

「真摯に対応すべき批判」…自分が発信した情報のブラッシュアップにつながる批判(事実誤認の指摘、論理性に沿った指摘、モラルに沿った指摘 など)

「無視してもよい批判」…自分が発信した情報のブラッシュアップにつながらない批判(単純に気に食わないという感情的な意見 など)

 なので、私は「真摯に対応すべき批判」を受けたときは、感謝の意を伝え、自分が発信した情報のブラッシュアップにつながるように情報を訂正するように努めています。

 その一方で、「無視してもよい批判」を受けたときは、完全無視するようにしています。なぜなら、気にするだけ自分の心が疲れ、誰にとってもプラスにつながらないからです。

 そんな感じで私は、批判を受けたときには、完全に真に受けるのでもなく、完全に無視するのではなく、その間の対応をとるようにしています。

 そうすることで、自分の意見や主張も、より適切で多くの人に受け入れられやすいものになると考えているからです。

 

(3)常に見識をアップデートさせておく

 さて、最後に大事だと思うのは、常に見識をアップデートさせておくことです。

 以前のインターネット環境では「2ちゃんねる」のように匿名性が強かったですが、今のインターネットでは「SNS」などで完全な匿名性が薄れつつあります。

 そのため、「その人が言っている情報の内容は何か?」よりも、「その情報を言っている人が誰か?」ということのほうが、重視されるような傾向にある気がします。

 でも、こういうスタンスでいると、間違った情報を信じ続け、気づいたら「自分が言っていることが間違っている」というように、批判されるリスクもあります。

 例えば、「専門家がこういう風に言っているから正しい!」「この論文で証明されたから正しい!」と言う人もいますが、観点を変えると、正しくなくなる場合もあります。

 また、一昔前であれば正しい情報と言われていたことが、今では正しくない情報になるケースもあります。

 このように、誰がどう言おうと、100%正しい情報なんてのはこの世にはないわけです。(だからこそ学術の場でも、●●学派と〇〇学派と分かれることがあるわけですから。)

 大事なのは、常に「自分が発信している情報や信じている情報が正しいのか?」という、疑いの気持ちを持つことが大事なわけです。

 そして、「別の観点から見たらどうだろうか?」「新しい情報から考えるとどうだろうか?」という多角的な視点から考えることで、より100%に近い情報に近づいていけるのです。

 そのためにも、常に見識をアップデートさせておくことが、すごく重要なのです。

 「知識をアップデートするのは大変だし、人の心を救えるのであれば間違っている情報でもいいじゃん!」という人も、いるかもしれません。

 たしかにそれは、一理あるかもしれません。

 だけれども、間違った情報を強く批判され続けて、それに耐えられますでしょうか?

 少なくとも私は耐えることが難しいと思いますし、知識をアップデートするのは物事の見方が増えて人生が豊かになりますので、情報の発信者にとっても受け手にとっても、大事なことだと私は思うのです。

 

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おわりに

 さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。

 今回は初めて、HSPの発信者に向けて、記事を書いたように思えます。

 私の会社では、こんな事例が見受けられました。

 新入社員で、最初についた職場がとてつもなく合っていて、入社当初から周りと比べて「優秀だ」と言われ続けていた方がいました。

 ただ、異動した途端に周囲との意見の食い違いなどが発生し、その一方でとてつもなく高い自信があったため、理にかなっていないことも主張を曲げることができずに、人間関係のトラブルを引き起こすことがありました。

 実際にもこういう例を見受けたことがある人もいると思いますが、「自信過剰」の状態になると「自分が絶対に正しい」と思い込んでしまうため、新しい情報や他人の意見に耳を貸せなくなってしまうことがあります。

 これは、インターネットでも言えるのではないでしょうか?

 つまり、自分の意見が「いいね」がたくさんもらえると、「自分が絶対に正しい」という感覚に陥ってしまう。そして、自分の感想なのに事実のように伝えてしまう。

 SNSを見ていると、こんな構図が成り立っているように思えるのです。

 だからこそ、HSP界隈においても、悪意はないけれども、(精神科医のような立場がある人でも)間違った情報を堂々と伝えてしまい、それが拡散されてしまうということがあるのではないでしょうか。

 戦略的に、あえて学術的根拠に一切の耳を貸さずに共感だけを大事にして、自分のフォロワーを増やす人もいるかもしれませんが、いずれは批判に耐えられなくなると思うんですね。

 なぜなら、インターネットでは、自分を擁護して味方だと思っていた仲間たちが、急に一斉に手のひらを返して批判してくるようになることも多いからです。

 今日、私がお伝えした中で一番伝えたい感覚は、「100%正しい情報はないけれど、情報を100%に近づける意識」です。

 きっと、HSPのブロガーやSNSなどの発信者の多くが、「人のためになりたい」という善意な思いで発信している人が多いと思います。

 だけれども、不適切な情報を発信することで気づかぬうちに、他人をミスリードしたり、批判で自分自身の心が傷つくこともあります。

 だからこそ、今日お伝えしたことは、とても大事なことなのではないかと私は考えています。

 それでは、今回はこの辺で終えたいと思います。

 また次回も、よろしくお願いいたします!

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プロフィール

 

名前:ぽん乃助

 

社会の荒波に揉まれ、猫の皮を被ることになった繊細な人間。世の人間たちの間では、繊細な気質のことをHSPと謳って色んな情報が溢れる中、猫の穿った目線で処世術のヒントっぽいことを呟く。猫パンチのない、穏やかな世界が好き。箱の中で生死を待つのではなく、箱の外に出ることを選択するシュレーディンガーの猫になりたい。

 

 

 

 

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