読書が苦手でも実用書を1時間で要点を理解できる5つのコツ
私は、今でこそよく本を読むようになりましたが、読書が苦手で、読むスピードも遅かったため、学生時代はあまり本を読まない生活を送ってきました。
そんな私が、今では実用書一冊を1時間で読み、要点を理解できるようになりました。
今回は、私が身につけてきた速読のコツをお伝えしたいと思います。
とにかく大事なコトは、「読むスピードを上げるのではなく、読む場所を少なくすること」と「読んだ部分を徹底的に深めて、自分の心に刻む」ことです!
実用書をたった1時間で要点を理解できる5つの速読のコツとは?
コツ①:読む目的を明確にさせて、目次から読む範囲を限定する
個人的に速読で一番大事だと思うことは、読む目的を明確にさせることです。
「読む目的を明確にさせることって、速読に関係あるの…?」って思う人もいるかも知れません。
その理由をまずはお伝えしたいと思いますね。
仕事における資料作成や学校における論文作成で、他の人が書いた著書やレポートなどを扱うことがあると思いますが、そういうときっていつも自分が読書するスピードよりも速く感じませんか?
それは、資料作成や論文作成といった、ある課題に対するアウトプットのため…つまりは目的が明確になっているため、効率良く読めるのです。
さて、資料作成や論文作成の時に、本をはじめから最後まで読むという人は少なく、必要な箇所だけを探して読む人が多いでしょう。
これを、普段の読書にも応用するのです。
本を買うときや本の前文を読んでいるときに、「その本を読んで何を知りたいのか?」というのを考えてみるのです。
そして、目次を見て、全体をパラパラと読み、必要そうな部分だけを限定して読めばいいのです!
これは、読まない場所を決めるという風に言い換えることもできると思います。
読むスピードを速くするのは元々のセンスもあるため、改善するのは難しいでしょう。
だけれども、読まない場所を決めるというのは、読書が苦手な人でも覚悟さえあればできるはずです!
読む場所を限定すれば、その部分をしっかりと読もうとする意識が働くため、より深く読書ができ、心にも刻まれるのです。
コツ②:章の中では前から読まずに後ろから読む
実用書の多くは、複数の章で構成されていると思います。
最近の実用書は、構成や文章の説明が分かりやすくないと売れない傾向にあります。
そのため、各章の最後に、その章のまとめが記載されていることが大半です。
なので、真面目に最初のページから読むのではなく、後ろのページ(各章のまとめ)から読むことが大事です。
まとめを読んで理解できれば、その章の細かな部分を読む必要はありませんし、まとめで理解できなかった部分は前に戻って読めばいいのです。
こうすれば、読書が苦手で読むスピードが遅い人でも、自然の読む部分が少なくなるため、速読につながるわけです。
コツ③:本で大事だと思ったページに折り目をつけて、ラインマーカーで文に線を引く
本にメモをしたいけど汚したくないから、付箋やノートを用意して…って結構面倒くさいですよね。
私も、本を汚したくないひとりでした。
でも、この面倒くささが、本の読む気自体を失せさせてくるんですよね。
そのため、本を汚す覚悟を持ちましょう。
どうせ、汚したって、古本屋で売れる値段はそんなに変わりませんしね!笑
大事だと思った部分には折り目をつけて、大事だと思った部分にラインマーカーを引いていきましょう。
これにより、後で読み返すときに、その部分だけ見れば良くなります。
ただ、ラインマーカーは一度引いてしまうと、消せなくなってしまうため、余計な部分を引いたときに後悔してしまいますし、あとで読み返すときに、何が何だか分からない状態になってしまうときもあります。
そのため、ラインマーカーはフリクションペンの使用をオススメします!
フリクションペンを使用し、「消せる余裕」を持ちつつ、躊躇せずにどんどん文章をマークしていくことが大事です!
余談ですが、最近は、ラインマーカーが既に印刷で引かれているような実用書もあります。
そんな本であれば、ラインマーカーが引いてある部分しか読まないこともあります。笑
コツ④:ラインマーカーを引いた部分を改めて読み直し、大事な部分を実際に書き出す
ラインマーカーを引いた部分を読み直し、改めて大事だと思った部分は、PCのメモ帳や実際のノートに書き出していきましょう。
改めて読んでみると、ラインマーカーを引いたところの中で、特に大事な部分が見えてくると思います。
特に大事だと思った部分だけ、実際に書き出すことを意識します。
そうやって自分の大事だと思った部分だけをまとめると、数百ページあった実用書が、A4・1枚~3枚くらいに収まってしまうのです。
でも、大事な部分が凝縮されるため、その部分が自分の心に深く刻まれるのです。
コツ⑤:読んだ実用書を自分のコトバで変換し、友だちやSNSでオススメしてみる
実用書の要点を理解できた…というのは、どんな状態なのでしょうか。
私は、実用書の大事だと思う部分を自分のコトバで説明できることだと思っています。
難しいことを自分のコトバで伝えられる人って、外から見ても説得力がありますよね。
ただ、本を読んで、要点を書き出すだけでは、自分のコトバに変換するという作業ができていません。
それではどうすれば良いか?
私は、友だちやSNSで、読んだ実用書を本気で他人にオススメしてみることが大事だと思っています。
恐らく、本気で他人にオススメしようとすると、意識しなくとも、実用書で大事だと思った部分を自分のコトバで変換しようとする気持ちが働くと思います。
仕事や勉強を他人に教えると、自分の理解がより深まっている経験はありませんか?
これと同じことです!
そのため、読んで・書くにとどまらず、最後には人に伝えると言うことが私は大事だと思っています。
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おわりに
さて、今回の記事はいかがでしたでしょうか。
めちゃくちゃ読書が苦手だった私でも、慣れてきたら、このコツ①~⑤のループを、実用書一冊あたり1時間でできるようになりました!
そのため、読書が苦手な人こそ、ぜひ参考にしていただけたらと思っています!
私は、読むスピードを速くしてたくさん本を読むよりも、読んだあとにいかに考えを深められるかということの方が大事だと思っています。
例えば、無理に読むスピードを速くして理解が追いついていないと、1000ページ読んで、10ページ分(1%)ほどしか理解していないということも十分にあり得るわけです。
そうであるならば、読む部分を100ページに減らして、10ページ(10%)理解しようとした方が、より速く読めますし、自分の心にも深く刻まれるわけです。
速読というと、読むスピードが速いというイメージがあります。
だけど、速読において何よりも大事なことは、冒頭お伝えしたとおり、「読むスピードを上げるのではなく、読む場所を少なくすること」と「読んだ部分を徹底的に深めて、自分の心に刻む」だと考えております。
今回はそれをお伝えしたく、記事にしてきました。
さて、今回はこの辺で終えたいと思います。
もし、今回の記事が、悩んでいる方にとって、少しでもお役に立てたのであれば、大変幸いです。
それでは、また次回も、よろしくお願いいたします!
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